サマーズチャンエルを少し褒める
ぼくは以前サマーズチャンネルとハリウッドザコシショウそれぞれのセンスを個別に酷評したことがあったんですが、この2つが組み合わさって面白い事例を見たので記録したい。ヘッダ画像をお借りしています。
端的に言えば、以前ジョーカーが大量に含まれた神経衰弱でジョーカーを引いてしまうと、問答無用で長野の指定した持ち芸の真似をその場でしなければならない回があり、それ自体面白かった。
その長野をハリウッドザコシショウに変え、登場人物もほんの少し変えた形で焼き直した回があったんですね。クソ面白かった。やっぱりさまちゃんのディレは水野じゃなきゃだめである。
あの水野の部下だかなんだか知らねえがクソ寒いディレが出た回とか、三竹のせっかくコンビのみの話で楽しかったと思ったら最後だけド素人の分際で登場したりするの今からでも編集できるんだから題名と概要欄に書いといてくんねえかな?アレが出てくるってさ、水野
あとエンドテーマのふかわが作る歌は感動的だから今後も続けてくれていいんだけど、三村の季節をの発音がなんかきつかったのが別の歌に変わっててそれも評価したい。
といいますか、ハリウッドの芸に全頼りだから別に制作のジーヤマの功績はレンタルスペースを借りた程度でしかないのではないだろうか。とこのように、とにかくハリウッドを見直したいということを書く。
今回負けた人はハリウッドの誇張まね芸をまんま真似しないといけないのだが、特筆すべきは三竹が芸をわきまえてるから、ちゃんとやるところにある。そしてそれを喜ぶハリウッドがかわいいのだ。で別に居合わせたこかどをけなしているわけではない。そのあたりの空気感がまだ掴めていないだけなのだろう。あるいはこういうコピーの仕方をする俺自身がこう面白がられるからいいのだ、という自分の中での判断なのだろう。
三竹はハリウッドの用意した礼式を完全に真似しようとする。ハリウッドがやっているのはある意味お膳立てされたコントのようなものであり、自分らがキングオブどうたらの審査員をしていて、サマーズライブではコントしかしないからたとえ後輩でも、そこに対する敬意があるのだろう。そりゃ後輩に敬意払えなくなったらそいつは芸能として終わりだが、そんな奴らばっかじゃないっスか。
礼式とはこうだ。「それではまず、普通の科捜研の女。『どうたらこうたら~』。続いては、誇張しすぎた科捜研の女。『どうのこうの~』」と、きちんと段階を踏むわけです。決められた様式を守ることでプラットフォームは完成しうる。ここまで見てもマジでジーヤマは場を提供してるだけだな
三竹は普段そんなことしないから、全力でベジータの真似とかする。ハリウッドの事前調査の甘さがあるとしたら三村は2003年ごろの内村プロデュースの「有吉(その他)を笑わせる回」で吊るされた額縁をどう料理しようとしたのか乗り越えようとしてジャンプして額縁ぶっ壊しながら床に落ちて、膝を修復不可能なレベルで思いっきり痛めてしまったので、誇張されたベジータの最後で床にノールックベタ座りさせる芸をさせてしまったところ。三村にできるわけないわけです。
流石にその後ハリウッドが手を差し伸べようとして三村は自力で立ったけど、ハリウッドのミスといいますかジーヤマのすり合わせミスということでよろしいか。
ハリウッドはジョーカーを引くたびに登場し、三竹とこかどがコピーしたらいちいち「ええやんええやん」言いながら帰るんだけど、三竹がコピーするとマジで嬉しそうなんですよね。さっきも言ったけどこれがめちゃくちゃ可愛らしい。好きなんでしょうね。三竹が。好きな先輩が自分の芸を全力でやってくれてるのがわかるから、こかどの時みたいに厳しくやり直しとかさせないでずっとニコニコしている。ジョーカー引いたのがこかどだとチッって感じになっている。ハリウッドの人柄の良さと、三竹の芸への愛が物を言う回である。