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水曜どうでしょうも枯れる

水曜どうでしょうの最新エピ的なものを見ました。ヘッダ画像をお借りしています。なのでほとんど核心的なことに触れていますので気をつけてください。

ぼくは大体ジャングル2回目つまり一度水曜どうでしょうがベトナムの横断で最終回を迎えた直後ぐらいまで熱心なファンだった記憶があります。

幼かったからというのもあるかも知れない。大泉の熱心なファンというわけでもない。強いて言えば鈴井貴之のプロ意識みたいなものの変遷を見るにつけ、この人は態度は変わるかも知れないけど芯はあまり変わっていない、といいますか別に芯もずっと同じで古びてカビたままってわけもないでしょうが、その年齢ごとの芯をその都度都度抱えて生きているという雰囲気は揺れない感じがすげえなと思って見る感じでした。で割とそれは今でも変わっていない。

ただの口喧嘩

ぼくはもともとプ……プロレスという行為(競技としてのプロレスリングではありません)が得意ではない。冒頭で言いよどんだように、その言葉自体を口に出すこともなんかきつい。「おふざけでお前らのためにおもしろを提供してやってんだよ、わかるだろ?」感が。

人が人にわざと「演技の喧嘩」をふっかけて、汚い言葉を口に出す行為を誰が見たいと思うのだろう。見たい人は結構いるみたいで、YouTuberがそういうのをしているとリスナーが称賛したりする。汚い言葉の飛び交いに金を払う。……

何がプロレスなのか。単なる口喧嘩じゃないか……と。戦うなどという原始的な行為は動物にでもできることです。それを文明が築けるレベルの知的生命体が行うなんて非生産的なのではないか?別にぼくは人間を過度に称賛したいつもりは微塵もありません。

エンターテインメントに昇華できると思っているなら都合が良すぎるんじゃないか?と

新しいエピ

新しいエピは2つある。前半が家を建てる内容、後半がEUへの旅です。

前者では藤村が大泉にとにかく汚い言葉を投げつけて、素の反応を引き出してやろうみたいなシーンが大いに散見されます。

これは藤村が過去の栄光(ぼくは栄光とは微塵も思ってはいませんが、過去にあったそれを称賛されたのだとするのであれば)に縋っている証左であり、新しいことをしようとしない怠りでもあるように見える。リスナーもこれ見たがってるんだろ?みたいな奢りがあるのか?と思わされる。

で中盤で自分がディレクターとして無能だからみたいなことに言及する。巫山戯て言ってるのかも知れないが、それまで見た人々は額面通り受け取るのではないだろうか?無能だったら口喧嘩していいのか。自分が嫌がらせみたいに周りを寝かせないやり取りだけで一週間分のオンエアを使っていいとすら思えるのか。……

2層

ただ、この新しいエピは二層になっている―――――といいますか前半のエピが二層構造になっていて、それがたまたま撮った後者のエピと軽くリンクしている―――――ところにとんでもない見どころがありました。ただそれも、ネガティブに捉えるのであればたまたま偶然二層になったといえますがそちらについてポジティブな感想やネガティブな感想を述べるには字数が足りないためまた明日。おやすみなさい。

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中村風景
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