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持続可能な性風俗業とは

給付金がもらえないのはおかしいと国を相手にした性風俗業の方が敗訴したニュースを見ました。ヘッダ画像をお借りしています。

https://www.kochinews.co.jp/article/detail/575227?n=1&e=575130

https://www.chunichi.co.jp/amp/article/499174

ぼくは性風俗業に関わったことがない。経営側はおろか金を出して利用したことがなければ、おそらくこれからもないでしょう。

それだけに性風俗業に対してあらゆる偏見も持ち得ているだろうし、他の職の業と何が違うのかもよくわかっていない。昨日もフラットな気持ちでナイジェリアの娼婦の映画を見たというnoteを書きました。

つまり、性風俗業として三権分立の柱の一つである公的サービスである裁判が利用できたということは性風俗業の方は性として風に俗している業の務をしている、と公に認められたことも示しているような気がする。

合法的な業の務が実行されていないのであれば、まず敗訴の理由がそちらになるはずだし、そもそも裁判という公的サービスを利用させてもらえないんじゃないだろうか。

さっぱり意味不明だったのは国の言い分であり、国家という恐ろしく大義な黄昏を運営しているにも関わらず、子供でもわかるような矛盾をしちゃっている。「しちゃっている」とおどけた言い方でもしないと程度の低さに呆れてしまいそうになる。

外出自粛が叫ばれ、とにかく夜に営業する企業はその活動を許さんとあらゆるカテゴリの職業が命令されたことがありました。わかりやすいところでは飲食でしょうか。で もちろん当該性風俗業もそれに従った。

飲食業とかは後から休んだ分の支援を現金で国から受けられた。持続化給付金という名前らしい。

性風俗業はそんな金渡すわけねえだろと言われた。夜に働くなと言われたからむざむざ従い、むざむざ売上を落としただろうにも関わらずでした。持続化するなと思われている?

その理由も性風俗業が本質的に不健全で国民の理解が得られないからというものらしい。

それを聞いて、一般的な企業が本質的に正しく金策しているとして、肉や野菜を茹でているうちに灰汁が登場するように、正しく一般的な社会が運営されているうちに「本質的な不健全」がそこかしこに登場してくるものだとぼくは思いました。その部分を請け負っているのが性風俗業なような気がする。

国家が性風俗業を持続させたくないという情熱をここまで燃やしているということは、せっかく現時点では存在している「本質的な不健全」の受け皿を真っ向から破壊したいということになる。裁判長は性的道義観念に反すると言っている。

例えばぼくはガチ目に児童ポルノに興味がありませんが、「見たくないから」「存在してほしくないから」程度の底の浅い理由で極限まで排除したならば現実に児童ポルノが持ち込まれる確率が高くなってしまうんじゃないかと思っていて、そっちのほうが怖いです。絵を規制するって

つまり細かくは言いませんが、合法的に存在している「本質的不健全」の受け皿を「合法的に」消すんだったら、国家は世間にレイプがはびこって欲しいと思っていることになる。細かく述べてしまった。判決を受けた国は正しい結果が出てよかったとか言っていたので、性風俗業が持続化されないことをマジで正しいと思っていると第三者から見られてもおかしくない。

未成年の売春をビジネスにする連中にこの結果を申し渡すのならまだわからなくもない。性風俗業の側からしたら、てめえが規制したから従ったのに、てめえの好き嫌いでその「当然支払わなければならない従いへの見返り」金を渡さないという奴隷制の頂点にでも君臨しているのか?と言いたいんじゃないかと考えさせられる。

「警察に届け出をして、税金を払って、法律を守って営業しているのにこの業種だけ救わないというのはおかしい、納得できない」

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中村風景
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