
TOKIOテラスのもったいなさについて・上
国分太一のTOKIOテラスという番組があります。ヘッダ画像をお借りしています。
TOKIOテラスは国分が主にベンチャー企業感のあるとこを率いていらっしゃる人々つまり若手の社長、経営者、代表取締役的な方々と話すことを目的としているように思えます。
最新回の内容は公式の引用で以下のような感じです。
【海に道を作る!次世代モビリティスタートアップ。株式会社エイトノット】
【日本の障がい者福祉を変える教育系スタートアップ。株式会社Lean on Me】
エイトノットの人はアップルというとんでもない企業に所属した後、デアゴスティーニとかに移りガンガン実績を残しながら自分のすべきことを見つけ、起業に至ったとかだったり、
後者の方は障碍をお持ちのご家族とのふれあいが常にあったこともひとつの影響として障碍者福祉業界に研修的なコンテンツを教材として提供する企業を持っている。
どちら様も、「なぜそこまで他者への奉仕を!?」と捉えてしまいかねないほどの理念を掲げておいでで、特にエイトノットに至っては未だ投資回収には至ってない(けど大阪万博での水上移動機提供で回収する予定は一応ある、イベントが正常に開催されるのであればエイトノットのいる市場において先行者利益が大きく反映される見込みはある)ほどであり、見方によっては無償で世の中に貢献しているとも言えそうな勢いです。
このように文句なく面白いし、社会に必要な番組だと言えるでしょう。ベンチャー企業やスタートアップという概念こそ近年メジャーではあるものの、母数が多すぎて全企業が日の目を浴びる機会などない中、最強メディアのTV媒体で自己の活動をプレスリリースできるメリットは大きいはず。
国分
国分自身もたまたま最近、自分が属す関連子会社の社長になったらしく(これまでは事務所副社長)、この番組のゲストと言わば大手を振って同じ立場となったといえます。
ぼくはいわゆるおたく的な世界に属しているはずであり、そんな中で何故かTOKIOという男アイドルたちがぼくのようなゲームやアニメ(最近ではとんと見れておりませんが)を支持する層から好感を抱かれているのを日常的に、しかしながら遠巻きに見ていたという下地がありました。
遠巻きに、と表現したように、ぼくは彼らに対してついぞ何の興味も抱けなかった。自分が属すおたく的なコミュニティでやたら勧めてくる人がいたりして、食傷気味だったためぼくからの彼らに対する印象はむしろマイナスでさえあったかも知れない。
このようなぼくでありながら、この番組に限っては非常に有用であり世の中に必要だと言っていることは、非常にフラットな位置から見た意見であることはご理解いただけたと思います。
最もはじめの頃は、所詮アイドルがベンチャーと話すのかよ、流石に大企業の経営陣と話させたらぼろが出るから落とし所として、番組のテーマがスタートアップ程度に収まったのか?ぐらいのとても口に出すべきではないほどの偏見を持ってはいましたが、このように国分の立場が変遷し、現行では企業の代表者となったことで、流石に今ではそこまで思わなくなった。
つまり当該番組を一概に貶したいわけではない、むしろ存続を願っていることはこれまでの文を見ていただければ重ねておわかりいただけたと存じます。
もったいない
そんな中で割とデカい瑕疵がこの番組にはある。
ぼくはそれを本当に勿体ない、建設的でなさすぎると思っている。
それはゲストである経営者が国分の前に、およびカメラの前に始めて姿を表す、登場する時のしょうもないイベントです。
もはや台本なのでしょうが、そのイベントとはカメラの前に登場したゲストの見た目をして、国分が「勝手なイメージ」をぶつけるというセレモニーが絶対におこなわれます。
なぜ勿体ないのか?次回に続きます。おやすみなさい。
いいなと思ったら応援しよう!
