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自由が丘ネコ日記

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都会の片隅にいる野良子さんたちの記録です。
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2023年10月の記事一覧

自由が丘 ネコ日記 「プリンが現れテリトリーの危機」 外猫に戻ったクリボー編

以前の記事でクリボーのテリトリーは様々な外敵に晒されてて、大変だというお話をしました。 恐らく彼、クリボーのテリトリーは道路を跨がず、この住宅のひと区画だろうと思われます。歩道でクリボーとすれ違ったことは今まで一度も無いのです。以前の記事で書いてます、他のノラ子たち、メイさんやキョロたん、ブラン他の皆さんは道路を頻繁に横切っています。ですからクルマやバイクとの事故は無くならないのです。 ある日、僕が近所を歩いていると、ボスのメイさんに出会いました。彼は道路の端を歩いていた

自由が丘 ネコ日記 「二子玉川の花火で怯えるクリボー」 外猫に戻ったクリボー編

クリボーがチュールを食べる時、以前のように食べ切るまで落ち着いて食べることが少なくなっています。 途中で、さっと身を後ろに引いて、僕がチュールを皿に置くまで、距離を取り続けることもあります。 また徐々に、落ち着いてはきてはいるのですが、不思議です。 恐らく、外で誰かにチュールを与えられ、怖い思いをしたのかもしれません。僕もそろそろ大丈夫かと、手を伸ばしたわけですが、クリボーは触られることについては全く許しません。 保護猫団体が、飼い猫の条件にあげる、抱っこ出来ることに程遠く

自由が丘 ネコ日記 「秋の長雨とクリボーとの距離50cm」 外猫に戻ったクリボー編

隣の外壁工事は続いています。8時過ぎくらいから日暮の夕方5時前位まで、大声で作業が続きます。クリボーは作業の音と大声が嫌いで、近寄ろうとはしません。お腹が減っても、距離を空けて遠くにいます。 上から、ネジや壁の破片がパラパラと落ちてきますので、僕はクリボーにも近寄って欲しくなく、ちょうど良いかなと思っています。 ノラ子は生き延びるためにも、臆病でいます。変に慣れてしまっては、危険もわからなくなってしまいますし、人慣れすることも未だ僕はどちらが良いのかわからないのです。 外の

自由が丘 ネコ日記 「大雨の日、クリボーは大変過ぎる。」 外猫に戻ったクリボー編

雲行きが悪くなると、そろそろ外猫たちは動けなくなるなと思うのです。 ねこ達は雨で濡れることを嫌い、外を出歩くことが減ってきます。実際、近所を見回しても全く出歩く外ネコを見ることが無くなります、ではどこにいるのでしょうか?クルマの下やデッキの下、雨を避けれる場所にいます。人間の目が届かないところ。 ボスのメイさんは、雨が降るとよくうちに来ては、軒下のエアコン室外機の上に置いてあるカゴで、長時間、雨が止むまで休んでいました。時には朝来て、深夜手前まで、ずっといることもあります。

自由が丘 ネコ日記 「クリボーは外の変化に大変だ。」 外猫に戻ったクリボー編

今年の7月19日深夜に60日間続いた家ネコ修行を断念し、クリボーをリリースしました。 今でも振り返って、リリースする瞬間の動画を見ることは出来ません。この時のお別れは、外で暮らして行くわけで、今が最後かもしれないという現実を受け入れるためでもあります。 今も、クリボーが来るたびに、これが最後だと、出て行くクリボーを見送る時の後ろ姿に、これが最後だとしても、、、と自分に言い聞かせています。 毎日、通って来てはいますが、そのうちに通えなくなる一つの原因、環境の変化があります