本を読むこと。 ~ 「その本は・・」からはじまる物語 ~
その本は・・・と始まってあなたはその後何を想像するだろうか。
絵本作家ヨシタケシンスケ氏と芥川賞作家、又吉直樹氏がコラボレーションし、話題となった「その本は」を先週本屋で見つけて、即買いしてしまいました。
娘が小さかった頃、「りんごかもしれない」というヨシタケシンスケ氏の絵本をきっかけに、ヨシタケシンスケさんが描く独特のフォルムの絵とその想像力の豊かさにすっかり虜になってしまい、大人も子どもも一緒になって楽しめるその絵本のファンになってしまいました。
うれしいことに娘が現在も本好きでいてくれるのは、本をきっかけに親子の会話が生まれ、語る時間がたくさんあったからかもしれません。
「その本は」でもその豊かな想像力はしっかりと受け継がれており、そして又吉直樹さんの独特のセンスも含めて、大人も子どももしっかり楽しめる作品になっています。
又吉直樹氏が描く「第7夜」のその本の話は正直泣けました。
そのまま映画になりそうな美しい情景と、切ない感情で心が満たされ、重厚な小説を読んだ気分になりました。
ヨシタケシンスケ氏の第8夜のお話も実におもろ怖い話で、ほんとその想像力の豊かさには嫉妬します。
しっかりとこの物語の落ちもあり、またこの2人のコラボ作品を見てみたいと思います。
「この本」は次に娘に読んでもらおうと思います。
さて娘はどんな話が好きだろうか?
その本は親子の会話を生み出しました。
その本は、親子の思考を刺激し、想像することの楽しさを教えてくれました。
その本は親子をつなぐ一つのきっかけになりました。
その本は今でも大切に親子の本棚に並んでいます。
その本は親子で楽しむことができる素敵な本でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の紹介図書
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