三月さんと編集さん ~初長編~
9月某日
雨のち晴れ時々、星野源
「私…
ついにやっちゃった」
「やっちゃいましたね」
「保存だけして、
出さないつもりだったのに…」
「そしたら…
投稿しちゃってた」
「冒頭2作品しかできてない状態で、
何を血迷ったのか投稿しちゃった。
だから急遽、
結末まで書かざるを得ない状況に陥って、
かなり慌てた。
まさに、喜劇」
「もしも…、
いいアイデアが浮かばなかったら、
どうしてたんですか?」
「それは全く考えなかった。
不思議とスラスラと書き上げた感じ」
「ひらめきが凄いですね。
あんなアホな世界が、
スラスラ出てくるなんて」
「女将がトイレの穴を掘るのも、
一晩寝たら、朝には浮かんでた」
「あのばかのうたのシーンもですか?」
「おむすびのやつ?
あれもネット動画で歌聞いたら、
思いついた。
ちょっと、あはれ!名作くんの歌と、
一部かぶっちゃってるけど」
「ヌスットントンのとこね。
別に今に始まったわけじゃないでしょ。
いつもあなたはマッドメンなんだから」
「編集さん、喧嘩売ってます?
私そんなにいつも…フザケてるね。
まあいいか。
まあそんな感じで、
2作品書き上げてる時点で、
設定はきちんと固まってたから、
筆が進んだのかも。
くだらない中にも、
女将がきちんともてなすっていうのは、
決まってたから」
「そう言えば、
男性はタライ落とされたぐらいで、
特別な被害はなかったですね。
必ず飲み物で、
アフターフォローしてますし。
女将も自らキッチンに立って、
サメを捌いたり、
わざわざお布団敷いたり、
女将らしいことしてましたね。
最後も何かいい感じで。
最後のタイトルも、
どっちとも取れますけど、
続き考えてます?」
「ギクッ!
し、知らない」
「どうせあれでしょ?
次回作も今回みたいに、
くだらないギャグ満載なんでしょ?」
「何もない!」
「またまた。
ケチケチしないで、
教えて下さいよ~。
ねえねえ~」
「助けて~ドラえも~ん!!」
皆様、お疲れ様でした。
本日からは通常(?)運行です。
恋バナ書きたいけど…
後遺症でそっちに頭が切り替わらない。
助けて~オモえも~ん。