食の鍵
コーヒーが飲めなかった。
苦味を不快で…。
でもある日。
両親に連れて行かれた古い喫茶店で出された、
【ウィンナーコーヒー】を飲んで、
コーヒーへの意識が変わった。
ミルクだけでは抑えられなかった苦味が、
生クリームがいい塩梅に中和してくれて、
苦味を嫌がらないようになった。
それから徐々に飲み続けるうちに、
ブラックでも飲めるように。
それと同等に、
実は干し柿も食べれなかった。
手間暇かけた高級品なのに、
私の口には馴染まない。
食べれないのではなく、
噛んだ時の食感が好みじゃなかった。
そしてまた季節になり、
干し柿を頂いた。
そこで食べ方をネット検索。
干し柿にクリームチーズ。
早速スーパーで、
クリームチーズを購入し実食。
これは想像以上のベストマッチ。
もうこれはセット売りすればいいのでは?
と思っていたらすでに既存の商品があり。
干し柿とチーズを
ミルフィーユのように重ねたおつまみが。
食を探究すると、
行き着く先は一緒なんですね。
私が好き嫌いがないのは、
苦手なものに出合ったとき、
どうすれば美味しく頂けるか、
考えるからなのかもしれません。
みなさんも嫌いなものがあっても、
何かと組み合わせたり、
味付けを工夫したりすれば、
苦手を無効化するどころか、
相乗効果で新しい味覚体験が!
もちろん、無理しない程度で…。
ちなみに私のキー食材は、
クリームのようです。
お疲れ様でした。