「広報」の可能性を広げながら、関わる人たちと共に新たな景色を見にいきたい
株式会社FLOWは、2024年3月に1周年を迎えました。
より長期的な未来を見据えたチームづくりをしていくため「#FLOWの理念づくり」プロジェクトを始動。goodbuff inc.代表 みずのけいすけさん(@mikkemac)に、コンサルをお願いしています。
これまで2回のコンサルを通じて、FLOWの現在地、強みや想いと向き合いながら、ビジョンやミッションの原石をつくってきました。
2ヶ月におよぶコンサルの最終回は、FLOWのビジョン・ミッションを磨いていきながら、行動指針を考えます。さらに、ミッション・ビジョン・バリューの活用方法についても触れました。
ビジョンやミッションを磨く過程、チームの行動指針のつくり方に興味がある方は、参考にしていただけたら嬉しいです。
「FLOWはどんな景色を見にいくのか」ビジョンの原石を磨く
【ビジョン案】共創により持続的な価値を生み出す
みずのさん:第2回のコンサルで出てきたキーワードをもとに、多葉田さんにはビジョン・ミッションを言葉にしてもらいました。まずはビジョンについて、言葉にしてみていかがでしたか?
多葉田:一過性ではなく、伴走しながら継続的な関係性をつくっていきたい。FLOWが大切にしたいことを表現できたと思います。ただ「共創」「持続性」は使われがちな言葉で、漠然とした印象です。
みずのさん:「共創」「持続性」はFLOWが大切にしたいことを的確に表していると思いますよ。「どのようにビジョンを生み出すのか」「どのような価値を届けるのか」という“副詞”を加える――つまり、FLOWの価値観を伝えられると、さらに良くなりそうですね。
多葉田:FLOWのロゴは、お客様の羽となり新たな回転を生む風車がモチーフのデザインです。ビジョンでも、関わってくださる人たちに変化を与えるような意気込みを表現したいですね。
「ビジョンとは 『ありたい姿』『どんな世界にしたいか』を表現するもの。今後、新たな事業を展開しても、拠り所になる芯のあるビジョンだと思います」と、みずのさんにおっしゃっていただきました!
起点である「広報」の可能性を信じたい
ビジョンの次に考えるのは、ミッション。ビジョンと同様にみずのさんとの対話を通して磨いていきます。
【ミッション案】広報の可能性を広げ、ビジョン実現の伴走者となる
みずのさん:「広報」を外さなかったのですね。
多葉田:実は迷ったんです。「広報」と限定しないほうがミッションに幅が持てるとも思ったのですが…。やはり「広報」に軸足を置きたいと思って。
みずのさんにお題を出していただいて、これまでのキャリアを振り返りながら記事を書いたこともきっかけになりました。
また、「〜すべき」「〜すべきでない」といった、固定観念に縛られず、新たな選択肢を提案できる存在になりたいと思い、「可能性を広げる」という言葉を含めました。これからも変わらず、クライアントのビジョン実現に向けて伴走していきたいです。
みずのさん:領域を絞った潔さがいいですね。あえてリクエストするならば「どのように可能性を広げるか」を加えると良いと思います。たとえば、「やわらかく」「しなやか」「徹底的」など…。
「伴走」も使われることの多い言葉ですが、「ふたり広報」のようなチームには堂々と「伴走」というキーワードを使っていただきたいですね。
ミッションは数年で変わることもあります。掲げたミッションを超えたときがアップデートのタイミングだと教えていただきました。
また、メンバーに対して「ビジョンやミッションづくりに関わったことは誇りですよ」と、温かい言葉をかけてくださいました。
FLOWの“キャラクター”を想像して、行動指針を描く
行動指針とは、メンバーが変わっても受け継がれていくもの。FLOWを“人”に見立てて、具体的な言動を代表とメンバーで挙げていきました。
普段から代表が発言していること、メンバー自身にかけられた言葉をふまえて、素直な気持ちをポジティブに伝えているFLOWの姿を共通イメージとして持っていたようです。
みずのさん:特に「イヤなこと」を言語化すると、スピーディーに相手に意思を伝えることができます。
このワークを通じて挙げた言葉を、メンバー投票を通じて、代表が最終決定する方法もあります。ビジョンやミッションと呼応している言葉を選べるといいですね。
ミッション・ビジョン・バリューをどのように活用するか
最後に、ミッション・ビジョン・バリューの活用方法についても触れていきます。
みずのさん:ミッション・ビジョン・バリューは、働く人のものです。自分たちの心に刻まれていれば、わざわざ発信しなくても良いという考えもあります。
これから組織のメンバーが増えたり、入れ替わったりするときに特に価値を感じられると思います。
多葉田:そうですね。やはり、新メンバーが加わる際のオンボーディングに活用したいです。コーポレートサイトへの掲載も検討しています。
メンバーに見守られながら進んできた、FLOWのブランディングコンサル。最終的にどんなミッション・ビジョン・バリューができあがるのか。
お披露目まで楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。