【読書ログ】多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織
貧弱な記憶力のせいで、読んでもしばらくするとすぐ内容が抜けてしまいがちな読書。
内容定着のためのアウトプット法を模索中です。
これまでは手書きで読書ノートを書いていましたが、今回はnoteでアウトプットしてみます。
今回、読んだ本はこちらです。
読んだきっかけ
「役職者が男性ばかりだと、組織の意思決定が画一的になる。」などの意見を聞くたびに、あった方がいいのだろうという認識は持っていた多様性。
一方、「多様なメンバー構成にするだけで結果は変わるのか?」
「でも背景が異なるメンバーだと、面倒、非効率なことも多いんじゃないか?」
と必要性は十分に腹落ちできていませんでした。
所属コミュニティの日曜朝の読書会の課題本になったことがきっかけで、今回手に取りました。
本からの学び 3選
CIAさえも盲点に気づくことが出来ず、9.11を防ぐことが出来なかったというエピソードから、もはや「多様性がないことは脅威」と感じさせられる。
「多様性はある方がよい」のではなく「多様性は必然である」とこれまでと見方が変わりました。
登山グループが生死に関わる状態に陥っても、地位の格差で発言ができなかった事例から、ヒエラルキーの根深さを実感しました。
リーダー的な立場で動くときは、自分が思っている以上にメンバーは自分に対して意見を表明しづらいと思っているであろうことを心に留めておきたいです。
小さなコミュニティの方が多様性がないとこれまでは思っていましたが、逆のことが書かれていました。
確かに大きなコミュニティだと付き合う人を選択してしまう傾向にあります。
似た環境、考え方の方と過ごすことが心地よく、同じ意見が出る環境にばかり落ち着いてしまっていないか、自己点検する視点を持ちたいです。
読書会での気づき
読書会もまさに集合知に近づくためのひとつの場であると感じます。
読書の際に自分がマーキングしている箇所ってなんらかの経験に紐づいたり、以前に聞いたことがあったりで、自分にとって実は全く新しい気づきではないことも多い気がします。
逆に、他の方の注目した箇所を聞くことで、「えっそんなところあったっけ?」「そういう解釈もあるんだ」と自分が気付けていなかった盲点を埋めることができます。
今回の本も読書会で他の方の経験や考えをを聞くことで、グッと書かれている内容への理解が深まりました。
主催してくれた仲間に感謝!
最後までお読みいただきありがとうございました。