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「もどかしさ」と「期待」はよく似ている

娘は食い入るような目つきで、カラフルなビーズを見つめている。手はビーズを叩いたり、握ったり。
もっと自由に動かしたいのに、ワイヤーに通されたビーズはなかなか思い通りに動いてくれない。しまいにはワイヤーに噛みついている。

「もどかしいなぁ」と側から見てる者としては感じてしまう。
それなのに、不思議と飽きずに遊んでいる。

そういえば、「もどかしさ」と「期待」はよく似ている。

夢中になってビーズをさわっている娘の姿を見ると、「もどかしさ」よりも、何かに「期待」しているよう。

ふいに、娘の指先で弾かれたビーズが勢いよくまわった。それを見て嬉しそうに、何度も何度も同じことを繰り返している。


新しく手をつけては、思うように結果が出ないことがもどかしく、「なんで出来ないんだろう」と、途中でやめてしまったことがどれほどあるだろう。

試行錯誤しながら悩む時に、「もどかしさ」を感じることをやめて、「期待」することが出来たらいいなと思う今日この頃です。

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