地球に最も優しいスポーツ?!スポGOMIワールドカップ「兵庫ステージ」参加レポート!
「ごみ拾い」
多くの企業や学校が社会貢献のテーマとして掲げています。
皆さんも何かしらの形で関わったことがあるのではないでしょうか。しかし、社会貢献となると少し腰が重くなりがちなのも事実。そんな殻を打ち破ろうと日々走り回っている活動があります。
「ごみ拾いはスポーツだ」、スポーツとゴミ拾いを掛け合わせた「スポGOMI」
スポGOMIは、ゴミ拾いにスポーツのエッセンスを加えて2008年に始まった日本発祥のスポーツです。
「スポーツで、街をキレイにする!」をコンセプトに毎週のように日本各地で大会が開催され、その総参加者数は現在までに13万人と広まりを見せています。2016年には初の海外大会も行われ、2023年11月には東京で第一回のワールドカップも控えています。
そんなスポGOMIは街を競技エリアとし、スポーツとして競われるため、ルールが存在し、スポーツマンシップを大切にしているそうです。基本的には3人1組のチームになり、決められたエリアにて制限時間内に拾ったゴミの量や種類に応じて与えられるポイントで競われるとのこと。
先日8月には世界大会につながる予選として西宮市で兵庫STAGE大会が開催。フルノでは社内でプロギング:走りながらゴミ拾いをする活動が一部の社員で盛り上がりをみせていて、なおかつ地元ということもあり、スポンサーとして大会運営に協力した他、2チームがフルノからも参戦しました。
スポGOMI ワールドカップ2023 兵庫STAGE
兵庫STAGEは西宮市の人工島、西宮浜内にある西宮浜総合公園周辺で行われました。参加チームは29チーム、計87名がエントリー、子供から学生、大人まで幅広く、地域の方が参加しました。
選手宣誓はフルノチームの尾崎さん。「正々堂々と闘うことを誓います!」と宣誓。
その後、指定されたエリアの中で、どのようにゴミを探して回収していくかの作戦会議タイムがあります。こういう点からもただのゴミ拾いではなく、ゲーム性を感じますね。
皆さん暑い中、熱中症にも気をつけながら一生懸命にゴミを拾っておられました。また拾ったゴミはしっかり参加者で分別。最後まで処理できるようにしっかりとやり切ります。
そして気になるフルノチームの成績はというと、なんと見事3位に入賞!
「ゴミによってポイントの良し悪しはありますが、私にとって良いゴミなんてないですね。ただあれば拾うのみです」とフルノチームの豊福さん。
元ラガーマンの体力と筋力で数多くのゴミを拾われていたのが特徴的でした。
また北村さんは「気持ちの良い汗をかきながら結果を残すことができて嬉しい」とコメント。
選手宣誓をした尾崎さんは「やっているうちにどんどんアツくなってきた。3位のいう結果は嬉しいですが同時も悔しさもあります」とのこと。来年も参加して次回は全国大会を出場したいと意気込まれていました。
海好きがたくさん集まることを願って
かわちゃんトークショー&ワークショップを同時開催
今回スポGOMIワールドカップ「兵庫ステージ」のスポンサーをするにあたって、フルノとしてサブイベントも企画。海が好きな子供達とそのご家族にスポGOMIの活動そのものと意義を知ってもらいたいと考え、「FURUNO Presents さかなのおにいさん かわちゃんのトークショー&ワークショップ」を同時開催しました。
トークショーでは"西宮の海とおさかなについて"や"将来魚が食べられなくなる!?"など、身近な魚をテーマに子供達と一緒に環境問題について学びの場を作りました。海洋ゴミなどの環境問題を解決したいというスポGOMIと親和性があるテーマです。
80名近い参加者が集まってくださり、会場は多いに盛り上がりました。
またワークショップではオリジナルのおさかなうちわを制作。おさかな塗り絵と一緒にみんなで楽しい時間を過ごしました。
子どもたちに身近な海の魅力を伝える活動を同時開催することで、フルノらしくスポGOMIワールドカップ「兵庫ステージ」を応援させていただきました。
身近な海を守っていきたい
フルノは魚群探知機の実用化を皮切りに、船舶用電子機器のメーカーとして成長してきました。そんなフルノを育ててくれた海は世界中で様々な問題を抱えています。
もちろん企業活動として大きな目線で海の問題を解決していくこともフルノのミッションですが、社員一人一人、もしくはフルノを取り巻く地域の方々と一緒に海の問題に前向きに取り組んでいきたいとも考えています。
身近なことからコツコツと、継続的に、私たちの大好きな海を守る活動を行っていきます。
取材 野口 竜太郎 / 糸井 里彩
執筆 高津 みなと