3年間前例なしで走り続けた社内唯一の『西宮ストークス担当』が語る、FURUNO冠試合ホーム開幕戦への想い!
秋分の日も過ぎ、いよいよ秋が深まって来た今日この頃。
読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋と、さまざまな楽しみ方がありますが、今年は「スポーツを応援する秋」なんていうのはいかがでしょうか?
いよいよ今週末(10月8日,9日)に迫っているのは、FURUNOがオフィシャルトップパートナーとしてスポンサー契約しているプロバスケットボールチーム『西宮ストークス』のホーム開幕戦!
FURUNOが西宮ストークスと締結した2020年から、社内唯一の「ストークス担当」として走り続けてきた経営企画部の曽田竜輔さんにホーム開幕戦に懸ける想いを伺いました!
入社3年目での大抜擢。「できることは全部やる」
前例なしで始まった西宮ストークスの調整役
FURUNOのスローガンは『価値共創』。
「これまで以上に地域とのつながりを深め、西宮市を盛り上げる一端を担いたい」という想いを持っていたことから、同市を拠点にしている西宮ストークスと連携をすることになりました。
スポーツチームと大規模な連携をとるのは、FURUNOとしては初のこと!
そんな重要なプロジェクトの調整役として大役を任されたのは、当時入社3年目の曽田さんでした。
曽田さんは、中学校から高校の6年間バスケ部に所属。入社後もFURUNOバスケットボール部に参加するなどバスケットボールに親しんできました。しかしながら、「まさかプロバスケットボールチームの担当になる日がくるとは思っていなかった」と正直な気持ちを漏らします。
当時、開幕戦までに残された期間は半年。全てがはじめて尽くしの中、どんな苦労があったのでしょうか。
曽田さん「何から手を付けていいのかさえわからない状態だったのですが、まずはFURUNOの人に、ストークスを好きになってもらおうと思いました。
少しでもタッチポイントを増やそうと、ストークスに関する内容を食堂に掲示したり、社内放送をしたり、SNSを立ち上げたりと思い付くことを全て実施しました。
あとは、バスケットボールと言えば、漫画の『スラムダンク』!
ストークスの選手をプレイスタイルや特徴から似ているスラムダンクのキャラクターに置き換えて紹介することで親近感を抱いてもらおうと、社内に向けてストークスの記事を書いたりもしました。
自分ができることは全部やる、という覚悟でしたね。」
「胸にでっかくFURUNOの文字を!」やってよかったと思った1年目の開幕戦
一番こだわったのは、FURUNOの文字を西宮ストークスのユニフォームに入れること。当初はズボンだけの案もあったそうなのですが、付き動かしたのは「どうしても胸に入れたい」という強い想いだったそう。
曽田さん「FURUNOの文字を胸にドーンと入れることで、社員に『うちのチーム』という想いが生まれると思いました。
『うちのチームが頑張ってるから、僕らも頑張ろう!』という相乗効果が起こってほしいなって。だから、ユニフォームのロゴは絶対に譲れないかった。」
ストークス担当としてはじめて見た開幕戦。ユニフォームを着用したストークスの選手を生で見た時、感情があふれたと話します。
曽田さん「めちゃくちゃ感動しましたね。
選手だけじゃなく、お客さんもFURUNOって入ったユニフォームを買って応援してくださるんですよ。それを見て『頑張ってよかったな』という想いが溢れました。」
熱い想いは広がっていく。地域の人々を巻き込み始めた2年目
1年目からたくさんの成果があったように思われましたが、新型コロナウィルスの影響により実現できなかったことも多くあったと話す曽田さん。
無観客試合になったこともあり、困難も多くあったのだそう。
そんな曽田さんが挑んだ2年目。ややコロナが落ち着いてきた影響もあり、社員だけでなくファンや地域の方々などいろんな人たちを巻き込むことに挑戦していきます。
曽田さん「2年目はストークスの方々がFURUNOに来てくれたり、大々的に冠試合をしたり、いろんなことが実現した年でした。
SNSなどでもストークスファンの皆さんからの反応が一層届くようになってきて、より達成感を感じることができました。
社員の方々からも企画を提案してくれたり、ストークスのことで声をかけてくれたり、少しずつ広がっているなと。
でもストークス担当として、最初から携わってきたからこその葛藤も生まれました。」
その葛藤とは “ゼロから1ではなく、1から10にしていくことの難しさ” 。
曽田さん「自分自身もバスケットボールは好きですが、その好きの重みは人によって違う。だからこそ、『どこまで深く好きになってもらえるか』について悩んだこともありましたが、最終的にたどり着いたのは、『ストークスのことを楽しいと思ってくれる人が少しでも増えてほしい』ということ。
僕に出来ることはほんの少しかもしれない。
想いを言葉にするのってこっぱずかしくて苦手だったんですけど、僕自身ががむしゃらに頑張れば、いつか熱い想いは伝わっていくかなと思えるようになりました。」
曽田さん「社員のみんながストークスで一喜一憂する日々が来ると嬉しいですね。
『一喜一憂?』と思われるかもしれませんが、社内で当たり前のようにストークスの話が出ているようなそんな世界。ストークスの試合にいつも社員の誰かがいて、そこで意気投合して社員同士の域を越えて友人になったり、ストークスが軸となりいろんなものが展開されていく。
今後もそういう一端を担っていきたいです!」
ストークスブースターへの感謝の想い。
曽田さんと話していく中で広がりを見せたのがストークスファンの方々に対する想い。
ストークス担当として想いを発信するうちに、いつも支えてくれるファンの皆様への感謝の気持ちが生まれるようになったと話します。
曽田さん「なかなかファンの皆さんと接点を持つことができていないのですが、ファンの皆さんはFURUNO公式Twitterにも『いいね』だけでなく、『FURUNOさんありがとう』といった声を投げてくれるんです。それが本当に支えになりました。
少しでも感謝の気持ちを表せないかと僕らなりに考えたのが、FURUNOの冠試合での企画でした。」
西宮ストークスのイメージカラーであるグリーンで会場を埋めつくそうと、[西宮ストークス × FURUNO]のオリジナルマスクや応援用のハリセンを配布。
さらには、西宮ストークスのファン感謝祭でトートバッグやエプロンなども作成しプレゼントしたのだとか。
先日9月25日には阪急西宮ガーデンズ内のスカイガーデンにて「FURUNO × 西宮ストークス開幕直前イベント」を開催。
たくさんのファンが会場に駆けつけてくれました。
当日はシュートチャレンジ企画も行われ、見事シュートを決めた方には「ミニマイルくんぬいぐるみ」をプレゼント!
ストークスチアの新メンバーのお披露目会もあり、開幕に向けて盛り上がりを見せています。
曽田さん「“西宮ストークス × FURUNOで地域の人を笑顔にすること”。
これも大事な使命だと思っています。
今は試合だけのコミュニケーションですが、いずれは西宮ストークスを応援する企業同士で企画をし、ファンの方や地域の方に対するアクションを仕掛けていきたい。何かいいアイデアが思い浮かんだら、是非Twitterやnoteにコメントしてほしいですね。」と曽田さんは語ってくれました。
夢はストークスと共に。
1年2年と走り続けた曽田さん。今期のホーム開幕戦はいきなりFURUNOの冠試合ということで、最後にその意気込みを伺いました。
曽田さん「いよいよですね!
ファンの方はオフシーズン中、『まだかまだか』とうずうずされていたと思うので、ホーム開幕戦にFURUNOの冠試合ぶつけて挑んでやろうという作戦です!
選手の皆さんもすごくいい仕上がりだと聞いているので、今からとても楽しみです!
来年にはストークスの本拠地が西宮から神戸に移転してしまうので今年が西宮ラストシーズン!
なのでストークスブースター・地域の方々、一丸となって"B2優勝、B1昇格!"を目指していきたいです!
私もいちブースターとして会場でひっそり応援しますので、体育館でお会いしましょう!(note見ましたって声かけてくださったら、大喜びします。)」
西宮ストークス ホーム開幕戦に懸ける想い、いかがだったでしょうか?
8日には西宮発のバンド、『キュウソネコカミ』の皆さんも来場いただきトークで盛り上げてもらいます!
バスケットボール好きの皆様も、バスケット自体は詳しくはわからないけどワクワクの場を共有したいと思ってくれた皆様も!
10月8日9日は是非『西宮市立中央体育館』へお越しください!
取材・編集:高津みなと
ライター:芳村百里香