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論文読んでみた

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まちづくりに関する論文を興味の赴くまま読み散らかしていく内容です
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記事一覧

皇族から妻を寝取った?藤原不比等

 藤原不比等といえば、大化の改新実行犯の藤原鎌足の息子で、藤原政権を確立した人、程度の認…

恐れ慄く平安貴族 「陰陽師」を読む

 久々に体調不良。仕事がイベント続きで休めない日々が続くため片道2時間通勤をひたすら耐え…

「謎の大王 継体天皇」を読んでみる。

 一度読んでしまいっぱなしの本を改めて発掘して読む自分キャンペーンを実施中。論文はちょっ…

フロイスの見た戦国日本てどんな日本?

 以前、戦国時代の日本を訪れた中国人について書かれた本をご紹介しました。  今回は、西洋…

戦国日本を見た中国人の話を読む

 本の積読が多くて勿体無いので本買うのを控えていたのですが、待ち時間を潰すため久々に本屋…

朝倉宗滴の自負と卑屈

 母親の死去に伴い実家の片付けなどしすると、物が多くて大変。自分も整理しなければ、と、古…

ボランティア×ツーリズムについて整理する

 新城市作手地区にある古宮城が好きすぎて、地元の方たちと共に史跡の草刈をしているうちに名古屋から奥三河に移住してしまった私。最近では全国各地で同様の史跡整備活動が盛んになり、貴重な地元の話が聞けたり、参加した歴史好きが繋がったりと素晴らしい経験ができるようになりました。で、ふと思う。  こういうことを研究してる論文てあるのか?  ということで手始めにボランティアツーリズムでGoogle scalarを検索して、一番最初に出てきた論文が今回ご紹介する依田真美氏の「ボランティアツ

講談社学術文庫「本願寺」を読む

 久々に趣味の歴史本を読もうと積読になってた本を引っ張り出す。井上鋭夫氏の「本願寺」(講…

長距離通勤が苦痛なことを調べた論文はあるのか?

長距離通勤は苦痛なのか? 何故自分が論文読んで感想書いてるかと言えば長距離通勤者だから。…

市民活動の行政の下請化について意思決定から考える

 まちづくりにおける意思決定に関する論文を探していたら、ちょっと古いですが2007年の後藤純…

組織の意思決定研究の歴史について読む。

 まちづくり組織がどうやって物事決めるのか、なぜ決まらないのか、組織の意思決定について調…

まちづくりはDNAと同じ構造、という論文を読んでみた。

 前回の論文に気になる一文がありました。 「現代社会はポストモダニズムとは異なる再帰性の…

「わたし」を「わたしたち」にするワークショップの範囲を考える論文を読む。

まちづくりの意思決定の仕組みを調べるため論文を読んでます。 今回は「熟議」をテーマに個人…

まちづくりの意思決定のプロセス論文読んで、悩みが深くなった話。

ここまでの経過今年に入って興味の赴くまま論文を読み散らかしてます。 未成熟なまちづくり集団の話し合いを前に進めるにはどうすべきか、から、決め方についてゴミ箱モデルを読み、その後、決める「場」について読みました。そして今回は決断のプロセスを理論化しようという論文出会う。2017年にガバナンスに掲載された「まちづくりにおけり意思決定モデルの構築」という九州大学の土中氏、德永氏、古橋氏の3名による論文です。経済、社会科学、歯学という異分野の共同研究で「九州大学持続可能な社会のための