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逆さJOYに親でも○されたのかと

食器用洗剤のJOYに"めちゃ楽 逆さボトル"(通称 逆さジョイ)というシリーズの製品がある。

これは、従来の洗剤ボトルとは反対の下側に洗剤の出口があり、蓋がないのに液漏れせず、使う時は持ったままちょっと握ると適量の洗剤が出るという優れもの。

僕は一人暮らしを始めてからこの洗剤(というかボトル)を愛用している。

愛用というか、愛している。

この逆さ機構はとても合理的で、蓋の開閉の手間はないし、手首をくるっと返す動作も必要ないし、逆さになっているから洗剤が少なくなっても使用感は変わらない。(普通の洗剤だと底に溜まった洗剤が出口に到達するまでちょっと待たないといけない)

彼とは引越しの際に色々な生活用品をホームセンターで買い揃えていた時に洗剤コーナーで出逢った。

こんなに素晴らしい商品がこの世に存在していたのかと大いに感動したことを覚えている。

そんな逆さジョイだが、なんとアンチがいるらしい。

たまたま見つけたそのいくつか個人ブログでは、逆さジョイを買うべきではないと言ったり、猛烈に批判したりしていた。

批判点はこの通り

  • 一定量しか出せない(ちょっと多め)(ちょい出し、大量出しができない)

  • ↑の仕様がマーケティング戦略感丸出しで腹が立つ

  • 液漏れしていた

  • 継ぎ足すときに水とか泡がつくから結局液漏れしないメリットを感じられない

  • 押す時に力がいるし、力を入れすぎるとめっちゃ出る

腹が立った。愛する逆さジョイに対してこんなに文句を言われていることに。
特に猛烈に批判をしていたブログを読んだ時は本当にびっくりした。親でも○されたのかと。

ブログの著者の皆さんはみんなそれぞれ嫌な思いをして、批判するようなブログを書いたのだと思う。その気持ちはわかる。でも、実際これってめちゃくちゃ便利な製品で、実際使っていて楽で、僕は大好き。

この便利な機構を作り出すために一体どれだけの試作品が生まれてきたのか。もちろん1つや2つではないはず。メーカーの努力に天晴れとはいかなくとも、ある程度認める姿勢を持ってあげて欲しい。

そして、一定量(しかもちょっと多め)しか出ないのはたくさん使ってもらって詰め替えパックを買いまくってもらうためのマーケティング戦略だ!的な記事もちらほら見かけたが、勝手に騙された気分になっててご愁傷様。と言ったところ。気持ちはわかるけどね。

でも、その騙された気分に思考を乗っ取られて、ユーザーのことを何も考えていないみたいなことまで書いていて、流石にそれは違うだろとツッコミを入れたくなった。

だってユーザーのことをとことん考えないと有効なマーケティング戦略が生まれてくるわけないじゃん。

こんなことを言っても絶対に納得されるわけがないんですが、これ当たり前のことですよ。メーカーをなんだと思っているのか、呆れちゃいます。

さて、それでは批判点に対しての感想や反論など。

一定量しか出せない(ちょっと多め)(ちょい出し、大量出しができない)

これは多分仕組み的な問題で、最低限の量をある程度にしてやらないとうまく洗剤を押し出せないんじゃないかと思う。ちなみに一定量というのは嘘で、出てくる最低限の量が決まっているというのが正しい。多く出す分にはボトルを押し続ければ無限に洗剤が出てくる。

そんで、最低限の量が多いと思うなら先にボトルに水入れて薄めとけばよいのでは。

あと、似たような話で、洗剤の残りが少なくなると出しにくいというものがあるが、多分パッケージ裏に書いてある「この辺まで洗剤減ったら詰め替えてねー」という表示を見ていないんじゃないかと思う。

↑の仕様がマーケティング戦略感丸出しで腹が立つ

上でも少し言及したけど、ドンマイ。泡じゃなくて腹を立てちゃっても仕方ないけどね。

これも洗剤を水で薄めちゃえば解決する気がするけど、そこまで考えるほどこのボトルのメリットを感じられなかったのは悲しいね。

液漏れしていた

僕はそんなに感じない。洗剤の出口にスポンジくっ付けてピュって出してんじゃない?そら洗剤付くわ。

あとはまだ年単位で使っているわけではないんで判断が難しいけど、経年劣化もある程度はあると思う。
そしたら新しいの買う。だって今全然漏れてないし。

継ぎ足すときに水とか泡がつくから結局液漏れしないメリットを感じられない

洗い物終わったらシンクを一通り拭くから水が滴ってても一緒に拭くし、むしろあんまりそのデメリットを感じない。

普通の洗剤でも同じじゃない?だとしたらあえて製品のデメリットとして挙げるものでもなくない?他にもっとたくさんメリットあるんだし。

押す時に力がいるし、力を入れすぎるとめっちゃ出る

それはそうかも。僕は普通の成人男性なんでそんなに気にならないけど、確かにちょっと力をフン!と入れないと、特に握力の弱い人にはコントロールが難しいかも。

以上。
大体反論ができてしまった。

多分、批判をする人は今まで普通のタイプの洗剤ボトルを使ってきたから、新しいボトルの仕様に慣れていなくて、上手く使えなかったという人が大半なのだと思う。

コンロしか使ったことがない人がIHを使うと使いにくく感じるという話があるが、それは同じ目的のために作られた違うものを同じ使い方で使おうとしてしまった結果生まれるものであることが多い。

例えばバイクにしか乗ったことがない人が、車は運転しにくい。と思うのと同じようなもんだと思う。

そりゃそうだ、車の扱い方はバイクと違うんだから。

だからね、新しい道具を思い通りに使えないことに対してカー!って怒ったり、メーカーの悪口を言ってしまう前に、自分が使いこなせていないっていう目線を持つようにしたら良いなって思う。

愛する製品を散々侮辱されてしまって僕も黙ってはいられずにこんなに色々書いてしまった。照れ。

でも、世の中で売られているようなモノとの向き合い方について考えるキッカケになったので、それはまあ良かったかも。

最後に、ネット上には逆さジョイは買うべきではないという記事やレビューが悪目立ちしているが、別にそんなことはないので1回買って試してみれば良いと思う。

こんなに素敵な製品を使わないなんて勿体無い。

一応、僕は別にP&Gの社員とかではなく、ただの一般消費者ですのであしからず。

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