ぴかぴかで ぶかぶかの靴を履いて
似合いもしないバラ色のシャツをはおって
それは 本当に欲しかったものなの?
あの人は持っていて
僕は持たないから
脆弱な思いが
煙のような旋律になって
身体を通り抜けていく
本当に
必要なものが
わからなくなるときには
砂のひと粒を拾いながら
海辺を歩いていく
ほんとうは
たくさん持っていたのに
ほんとうは
欲しがる誰かに あげたら良かっただけなのに
(487日)
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