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「フンドーキンレディース2024」の裏側と次回へ向けて
今年4月、次世代を担う女子プロゴルファー育成・レベルアップの大会「フンドーキンレディース」が無事開催されました。
12回目となった今年は5年ぶりの人数制限なしでの開催となり、初日の朝を除き天候に恵まれたおかげで1500名以上ものお客様にご来場いただきました。誠にありがとうございました。
選手たちの熱い戦いの裏では様々な出来事や苦労話があったので、来年へ向けて動き始めるこのタイミングで一度今年の大会を振り返ってみたいと思います。
▼フンドーキンレディースについて
今年のテーマは“一体感”
今年のフンドーキンレディースは、5年ぶりにコロナウイルスの規制がない通常開催に戻りました。そこで、多くの方にご来場いただくことを考え、これまでにない様々な新しい試みを実施しました。
クラブハウス内には、歴代優勝者のポスターや優勝カップをバランスよく配置し華やかに。
スタートホールでは、社員によるアナウンスコールにBGMとナレーションを新たに加えることで緊張感を高めました。
ギャラリープラザには大型モニターを設置しプレーの様子を配信。また、チャリティーサイン会も行いました。
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テーマは、『選手、観戦者、スタッフの“一体感”』
3者が一体となって楽しめ、充実度を高める工夫を会場内のあらゆる所に施しました。
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ドタバタで初日が開幕
初日は、前日から続く雨によりアクシデントからのスタートでした。
スタッフ用駐車場に引いていた区画線が雨で流れてしまい、駐車場が混乱。荷物を取りに戻ろうとしたスタッフの車が、後から停められた車によって動かせなくなる等のアクシデントも発生しました。
雨天により開催時刻もずれ込み、スタッフ間の調整をしながら準備を進め、なんとか予定時刻の30分遅れで開始。朝イチからドタバタのスタートになりました。
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緊張感あるラストを飾った最終日
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2日目以降は天候に恵まれ、大きなトラブルもなく最終日を迎えられました。
初日は緊張した面持ちだった新人スタッフも、日に日に頼もしい顔つきで持ち場についていたのも印象的でした。
3日目を迎えた最終日。複数選手のスコアが僅差で並び、全く予想がつかない大混戦状態に。
息をのむような緊張感の中迎えた最終18番で、福山選手のスーパーショットが決まり会場は大盛り上がり…!
なんと、2大会連覇という快挙を成し遂げられました。
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福山選手の今後のさらなるご活躍を期待しております。おめでとうございます!
運営を支えるスタッフの役割と魅力や苦労
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ゴルフの大会では様々な役割のスタッフが運営を支えています。
ギャラリーを誘導する人(ホールマーシャル )、特定の組に付いてスコアを数える人(スコアラー)、クワイエットボードを掲げる人など…。
フンドーキンレディースでは、フンドーキンの社員が通常業務との並行で毎年半年以上前から準備をして、当日はボランティアの方にご協力いただきながら運営しています。(なので秋以降になると毎年バタバタです…)
中には何十年と参加するベテランのスタッフから、今年初めて参加した新卒社員のスタッフまで。実際に運営に参加したスタッフにどんな役割を担い、どんな魅力や苦労があったかを聞いてみました。
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<ギャラリープラザ担当> 宇野さん(初参加)
『ゴルフ場に来たのが初めてだったのでいい経験になりました。3日間ギャラリープラザに居て、たくさんの方が見にきていて、本当に楽しそうに試合を見ていらっしゃったのでこちらも楽しむことができました。選手の方を真近で見られて嬉しかったです。』
<スコアラー担当> 須賀課長(2013年から11年担当)
『カート運転、スコアチェックでかなり緊張しました。 スコアラーについた選手が上位に組み込むと自分の事のように嬉しかったです。また来年もスコアラーをしたいと思います。』
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<リーダーズボード担当> 片渕さん(2014年より10年担当)
『選手のプレーに影響が出ないように、プレーの合間を縫ってボードを素早く入れ替える事が最も気を遣い大変でした。風が強かった日には、ボードが飛ばされるトラブル等もあり、選手のプレー中は騒音が出ないように細心の注意を要したのも大変だったことです。
リーダーズボードは常にボードを入れ替えるタイミングを見計らい、いざ入れ替えとなった際はチーム全員の協力無くしては成り立たない作業なので全員で協力してやり遂げた達成感と充実感がありました。
今年も各工場の従業員及び九電工の皆様のご協力によって、大きな問題もなく役割を全うする事ができて安心したというのが第一感です。 また、選手の緊張感溢れるパットを身近で観戦し、特に最終日の優勝決定が決まる福山選手のバーディーパットを見られたのもリーダーズボード担当者ならではの嬉しい特典かなと思います。また、来年もリーダーズボードで頑張りたいと思います!』
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来年も新たに加わるスタッフが増えると思いますが、選手がプレーに集中できる環境をつくり、観客の方にもご満足いただけるよう今年の課題をしっかり共有し運営していきたいと思います。
次の13回目へ向けて
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今年も協賛各社様、関係者の皆様、ボランティアの方々のおかげで3日間無事に終了することができました。
終了時には達成感もひとしおで、選手たちからの感謝の言葉やお客様の笑顔を見ると、これまで準備してきた苦労もすべて報われた思いでした。
改めまして、誠にありがとうございました。
毎年、大会終了後には反省会を開き来年への改善点を話し合っています。
そして次回へ向けて、今年掲げた【選手・観戦者・スタッフの一体感】のテーマを【さらなる一体感】へと発展させられるよう動き始めています。
多くの人に支えられながら手探りで始まったフンドーキンレディースも次回で13回目となりました。
今後とも選手の皆さま、地域の皆さま、ファンの皆様のためにより良い大会になるよう尽力してまいります。次回大会もぜひご期待ください!
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