【ふなログ387】ボクシング同様、お仕事にも「勝負」の気概で量稽古に挑む日々(僭越ながらも)
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今日、
晩御飯食べているタイミングで
たまたまNHKのニュース番組をTVで観ていたのですが、
その後、
ボクシングの村田諒太選手のインタビュー番組に切り替わり、
思わず見入ってしまいました。
→番組が終わった後、4歳の娘がAmazonPrimeで『あたしンち』に切り替えて、一緒に私もバカうけしてましたが(笑)
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4/9に世界王者ゴロフキン選手との試合があり、
ボクシングに詳しくない私は全く観ていませんでしたが、
試合に至るまでと試合を終えてからの心境について
語っている姿に、思わず魅入ってしまったのです。
(健闘むなしくTKO負けを喫してしまったという結果は、知っていましたが・・)
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ボクシングに詳しくない私としては、
あまり語ることができない分野であり、
ここから書く内容としては、記憶に頼っている内容なので、
自分にとって刺さったことだけを書く
「無責任」な流れになってしまうのを、どうかご容赦ください。
(メモを取る余裕がなかったので、記憶に残っている内容になります)
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村田選手のように世界の頂点に
チャレンジするような立場であっても、
試合そのものが怖く、
「早く過ぎ去って欲しいような、しかし早く迎えたいような」心境で、
日々練習に励まれていたこと。
「ボクシングは強くなっても、心は弱くなっている気がする」という葛藤の中で、
練習に打ち込まれていたこと。
そんな練習に明け暮れる中、
公園の桜の木を見て、
「試合は桜の花のようなものだが、練習は木の幹のようなものだ。人間の強さは木の幹のようなものだ」
と呟く姿。
4/9に対戦したゴロフキン選手とは、
2015年から会っており、
「人間としての強さ」と「誠実さ」にも圧倒され、
対戦することを目標に2022年4月9日の試合当日まで、
練習に励まれていたこと。
そして
「ゴロフキン選手のような、勝てない相手に挑んだからこそ、このような気持ちになれた」と振り返り、
「人は立ち向かう時に、人間が形成される」
と語っていたことも印象的でした。
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常に「人としての強さ」を追求され、
世界最強の選手に挑んだ姿とその言葉一つ一つに
自分が生きる世界との次元の違いを知りながらも、
引き込まれてしまいました。
パッと咲く桜の花は、
一年のうちでもパッと散ってしまう。
それを、村田選手はボクシングの試合と喩えられており、
その花を咲かせるのは、
「日々の練習」という幹であると。
また、
「勝つことよりも自分に負けないことのほうが大事」
とも語られていました。
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私は、
ボクシングの世界で生きる身ではありませんが、
仕事の世界でも
世の中に影響を与える結果を出そうとする立場として、
共通する「想い」のようなものを
少なからず感じる気がしました。
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出来るだけ早く結果が欲しい。
称賛されたい。
しかし、
そこに至るまでの過程を疎かにしようとしていないか?
人として、
相手(お客様)に向き合う姿勢は
どこまで誠実(真摯)であるのか?
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私にとって、
お仕事での勝敗は
「相手(お客様)に価値を感じて頂けるか、頂けないか?」
です。
毎回毎回、
お仕事に臨む前は
恐怖心に駆られることもあります。
恥ずかしながら、逃げ出したくなることも
しょっちゅうあります。
しかし、
始まってしまえば、そこは「真剣勝負」です。
もう、
自分に打ち勝ってお客様と向き合うだけです。
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その結果、
価値をお渡しして勝利の喜びと充実感を感じることもあれば、
価値をお渡しできなかったな・・
と敗北感に打ちのめされることもあります。
しかし、どちらにしても、
次に進むための糧としていくだけです。
それも数多く、
PDCAという名の量稽古を叩き込みながら。
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過去、
渡された仕事をミスしないように
こなして給料もらうことしか考えていなかった時期は、
そんな緊張感もなく、
恐怖心もありませんでした。
そんな姿勢では
直近でこそラクでしたが倦怠感にも悩まされ、
そして閉塞感にも悩まされていました。
(時々は、勝負する気持ちが芽生えることもありましたが)
しかし、
こんな自分でも、
目の前のお仕事に「勝負する気持ち」を持って、
挑むことができる機会が増え、
人生に誇りを持てるようになったのは、
そして
支えてくれている人達にも感謝できるようになったのは、
昔の自分からは
到底考えもしなかった世界でした。
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今は、
メンテナンス業中心のITエンジニア、
プログラミングと
AWS資格取得インストラクターのお仕事に臨んでいます。
しかし、
これからも影響の輪を大きく広げながら、
勝負のチャレンジの機会を増やして、
世の中に殴り込み、
チャレンジしていきたいと思います。
ボクシングの世界を
深く語れる立場ではありませんが、
同じ境地に辿り着くよう
日々精進していきます。