ダイエット中に注意しておきたい貧血の話

 ダイエットを決意し、目標に向かって頑張っている方。極端な食事制限などしていませんか?色々な食事制限ダイエットがありますが、主食(炭水化物)を抜いて、野菜だけの生活など送ってしまってはいないですか。

 極端な食事制限に加えて、運動をされている方に気をつけて欲しいこと

それは「貧血」です。

貧血にはいくつか種類があって・・・

①鉄欠乏性貧血
 鉄分の不足により、ヘモグロビン合成が低下して起こる

②再生不良性貧血 
 骨髄の造血幹細胞の機能不全によって、血液が作られなくなり起こる

③巨赤芽球性貧血 
 ビタミンB12の不足によりまたは葉酸の不足により、赤血球が増えることができずに起きる

④溶血性貧血
 赤血球が破壊されることで起きる

 女性の貧血の原因は「鉄欠乏性」が約7割と言われています。いくつかの栄養素の名前が挙がっています。これらの栄養素が不足すると「貧血」となり、めまい、吐き気、だるさなどの症状が出現するのです。女性は特に月経などもあり貧血になりやすく、ダイエットで極端な食事制限などをされているとさらに貧血になるリスクは増えます。

 前回の記事で運動性低血圧について書いています。筋トレやランニングなど運動をされる方は運動中に気分が悪くなることがありますよね。この症状には貧血が関係してくるのでチェックしてみてください。


 日本人女性が1日に必要とする鉄の量は12mgです。

 一般的にバランスの良い食事をしていれば、2,000kcalでは12mgの鉄を摂ることができると言われています。食事制限をしている方は鉄が不足していることになります。そこで鉄分、ビタミンB12、葉酸を多く含む食材を多めに摂取しておくと貧血を予防できます。

鉄分、ビタミン、葉酸を多く含む食品

肉類…豚肉・牛肉・鶏肉、鶏レバー、もつ
魚類(特に血合い部分)…かつお、いわし、まぐろ
卵類…鶏卵
貝類…しじみ、あさり
豆類…大豆、あずき、ココア
緑黄色野菜…ほうれん草、小松菜
海藻類…ひじき、あさり
果物…プルーン、レーズン



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