高齢の親とのプチ旅で気を付けること。自分なりの覚書
堂々と旅にでることができなくなってどれくらい経つのでしょう。
しかし、そろりそろりと、周囲の様子を伺いながら、感染対策気にしつつ、多くの人が外に出てきているような。そんな報道をみてか、もともと出かけることが好きだからか、80代、70代の両親が、「出かけたい」と言い始めました。
確かに、畑作業があれど、普段は住んでいる地域から出ない両親が、違う風景をみるのは気分転換になるかなと、運転手役を引き受けるように。
ただ、気を付けていることがいくつかあります。
思い出したのと、今後の自分への注意として。
①トイレを気にすること
近い場所でも、こまめにトイレの場所をチェックしておきましょう。高速道路を使うなら、停まるか聞いて、都度パーキングエリアを活用すること。一般道なら、コンビニや道の駅、停まるかどうか声をかけること。どちらにせよ、意識して休憩するように。とにかくトイレが近いし、かといって主張もせず…行きたいときに行けないとイライラが伝わってきて、運転に集中できなくなります。
②運転への口出しはしょうがない、受け止めて、流すこと
父は今まで仕事で車を日常的に使用し、休日もただ一人の運転手だったほぼプロです。しかも子が小さい時には運転中に白髪を抜かれています。右折する際のタイミングで「遅いんだよね…」とか言うのは最もです。山道で「ゆっっくり!」も、最もです。自分で理解済みのことを改めて言われても、そうだよね、と、気を付けて運転しましょう。「知ってるよ」とか言わないこと。プライドに、プライドで返さない。もしも言い方に対して自分がテンパりそうだったら、窓をほんの少し開けてみましょう。
③計画倒れは当たり前、一か所だけを目標に
花を見るため公園に行くなら、見れたら目標達成です。でも途中で渋滞にはまって公園に行けなくても、少し違った場所に来れただけいいじゃないですか。せっかくだから何を買って帰ろうとか、その土地の名物を食べようとか、盛り込み過ぎないこと。親は疲れてしまいます。「20分くらい車で行ったとこに滝があるみたいだけど…どうしようか?」と軽めに提案。行く場所も、なるべく人が少なそうな場所がいいかも知れません。
④「何か美味しいものを食べよう」へ対処
調べておいても無駄になるときがあるかも。でも「なんかネットで美味しいとこない?」とその場でふってくる確率が高いので、目的地近く、30分圏内のお店の定休日や、駐車場の有無を調べておいた方が無難かもしれません。友人だったら運転中にスマホで調べてくれるかな、とか考えずに、必要なら停まって調べましょう。最終的にもうパーキングエリアご飯で満足です。美味しい日本、すごい。
⑤笑顔でしめくくろう
気を遣うかもしれない。文句を言ってしまうお年頃だから、それを聞いてイライラするかもしれない。でも、一緒に過ごす時間はこれからどれくらいとれるかわからない。一緒に過ごせても、お出かけして、花を見て、写真を撮るって時間がとれるかわからない。だから、一瞬一瞬を大切にしよう。気を張って、疲れて、プチ旅から帰るかもしれないけれど、家についたら、「よかったね」と言えるように。
旅好きな人が、心置きなく、旅出来る時がつくれたらよいですね。