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父の闘病、たくさんの方々に助けられました

検索サイトの一覧に出てきた記事と、そのコメントを読んだことがきっかけで、ちょっとだけ、体験談を、書いてみようかと 世の中には必ず対立する意見がある 共感もある 分かってるけど、認めたくない一文もある 正直、恐れにも似た、疲れにも似た、微妙な脳みその働きがあって、直接は見かけた記事にコメントしないという自分の狡さ。 その記事は、在宅医療での輸血を取り上げていた。 主に、血液内科医の奮闘について。 在宅医療における医師の訪問時間は通常15分くらいだが、輸血を伴うと2時間くらい

    • とーさんと、映画 思い出記録note

      映画館でふと、眠ってるんじゃないかと気になって、決まって左隣に座るとーさんを盗み見る時がありました 真剣に観入っているとき、右手の人差し指がアゴに触れる癖は、自分自身も受け継いでいる癖。 考える人の表情で、スクリーンをじっとみているとーさん とーさんに、時々、映画に連れて行ってもらいました 昔、小さい頃、映画館は指定席ではなくて、まぁ、多分やっちゃいけないんだけど、時間が合わなくて途中から観た映画を、もう一回最初から観たことがあります。 今ではシリーズで出ている、あの恐竜

      • とーさんの、食。 思い出記録note

        「なんか美味しいもの食べよう」 とーさんは出掛けた時、度々言い出す。 ”なんか”って、なんだっただろう?と今も思っています 食べ物の好みは、家族でも微妙に違くて、 とーさんと、かーさんとは正反対で、 とーさんの、「美味しいもの」のリクエストは、なかなか難しかったです 有名店や名店の料理を並んで食べるタイプではないし、旅先で突然言い出すので、 どこかの道の駅でラーメン食べたり、かき揚げそば食べたり コンビニでおこわおにぎりと豚汁買って、景色いいとこで食べたり 結局いつも同じ

        • とーさんと、亀さん。思い出記録note

          とーさんの忘れ形見は、二匹のクサガメさんです 出会いは、とーさんのひとり時間。 ワンの散歩が終わった後、ひとりでご近所散歩を日課にしていたとーさん。 とーさんの携帯電話には、その時に撮っただろう紫陽花や、葵の花の写真が保存されています 携帯の歩数計を見せて、今日は一万歩以上歩いたよ!と誇らしげに家族に見せていました ある時、電話で 「今うち、亀がいるんだ」 「!?」 実家に帰ると、五百円硬貨よりひとまわり小さいくらいの亀さんが、水槽の中にいました 近くのホームセンタ

          とーさんと、呑む 思い出記録note

          実家には、薄い抹茶色の陶器のコップがふたつあります 家族で、陶芸の里っぽいところに行った時に、自分たちへのお土産で、購入したもの。 一番お手頃な値段の、手びねりのコップ。 晩酌に、大活躍でした 夏は、焼酎の水割りを作り 冬は、焼酎のお湯割りを作る 元気な時は、ふたりで沢山飲みました 枝豆を醤油に漬けたものや きゅうりにゴマ油を和えたもの ちくわを焼いたもの なんでもおつまみになりました わたしが仕事についてからは、グチを沢山聞いてもらったような気がします ある時には、

          とーさんと、呑む 思い出記録note

          とーさんと、ワンコ 思い出記録note

          とーさんの相棒は、18年とちょっと、ワンコでした 合ってるよね、とーさん。 わたしはムスメだけど、会社入って、離れて暮らしていたこともあるし、時々しか実家に帰らなかったし、帰ってもご飯一緒に食べるくらいで。 朝の散歩の時間を考えると、一番長く一緒の時間を過ごしていたのは、ワンですよね だから、わたしからみて、とーさんとワン。ふたりは、相棒。 ワンは、甲斐犬。中型犬だけど、割とがっしりした男の子。もちろん名前はワンではありませんが、まぁ、ここではワンにしておきます 田舎か

          とーさんと、ワンコ 思い出記録note

          畑のとーさん。思い出記録note

          農家さんの端っこの畑をお借りして、家庭菜園をしています 先日、とーさんと植えたタマネギを収穫しました あと畑に残るとーさんの仕事は、植えっぱなしのニラと、食べられなくなって、手入れされなくなっても、強く生きてるイチゴだけになりました ここに書く理由は、忘れることが怖いからです どんどん、楽しかったことから忘れていく気がして 今の畑で作業するきっかけは、とーさんによる、長ーい距離のお散歩。相棒は甲斐犬ワン。 毎日、雨の日も風の日も晴れた日も、早朝の川の土手を父とワンがずっと

          畑のとーさん。思い出記録note

          早朝の、つれづれ

          朝4時。彼は、元気なお年寄りだ。 軽快に鳴る爪の音。チャカチャカチャカ、、一心不乱に、前だけを見て進んでいると思ったら、草むらでピタッと止まり、集中して匂いを嗅ぐ。 まだ日が昇っていないので、あたりはまだ暗い。この街は、背の高い建物が少なくて、住宅と、畑が混在している、雑多なベットタウンだ。 寒い。どうして毛皮一枚、その上素足なのに、元気にせわしなく動けるのだろう。青い綱を持つ側の私は、白い息をはく。彼、実家のおじいちゃん甲斐犬のとなりで、道路の端っこにたたずむ。 「

          早朝の、つれづれ

          プチ旅の記録。両親と、兄と、犬と。

           父も母も、天気予報を観る度に、「曇りのち雨ってなってる」「今度は曇りってなってる」と気にしていたので、内心ドキドキしていました。 11月、紅葉を見に行こう、と埼玉の長瀞に行く予定を組んでいたのです。80を過ぎても、70を過ぎても、楽しみだと思ってくれることがありがたいことです。 当日、曇り。高齢犬(留守番してもらうと寂しくてひゅーひゅー鳴く)を連れて行くので、このくらいの天気がちょうどよき。荷台にモフモフお布団(コタツ布団のお下がりですが)を敷き、お水をセット。中型犬で

          プチ旅の記録。両親と、兄と、犬と。

          自分と向き合うってなんだろう

          晴れている。10月の空。秋の空。 雲ひとつなく、太陽の光を真っ直ぐに届けてくる。 なのに 何故、このココロはこんな風に晴れないのだろう。 飲食店打撃による、契約満了から半年以上たった。まだ、動きだせていない自分がいる。感染症への心配を理由に、自粛生活をしていた。 自分の場合は、まぁ、色んな人がいると思うが、強いられて、ひとり暮らしていた訳ではない。 テレワークできついとか、人とのコミュニケーション不足とか、運動不足とか。テレビやネットニュースで自粛生活による弊害を

          自分と向き合うってなんだろう

          あの時の、ノートより

          *2017年頃のなぐり書き 描くこともできなくなってしまった 創造力を食ってしまったみたいだ こころ ウツになる人が多いのわかる気がする ゲームや、ゴラクは否定される まじめに仕事してても否定される 開拓やって すばらしく そうだとしても、少しふざけたり まちがった道っぽいのをえらんだら否定 だから生きるのがつらくなる だからといって死ぬのも否定 だから逃げ道がなくなる そしたら心をけずってロボットのように 毎日をこなしていくようになって ロボッ

          あの時の、ノートより

          高齢の親とのプチ旅で気を付けること。自分なりの覚書

           堂々と旅にでることができなくなってどれくらい経つのでしょう。 しかし、そろりそろりと、周囲の様子を伺いながら、感染対策気にしつつ、多くの人が外に出てきているような。そんな報道をみてか、もともと出かけることが好きだからか、80代、70代の両親が、「出かけたい」と言い始めました。 確かに、畑作業があれど、普段は住んでいる地域から出ない両親が、違う風景をみるのは気分転換になるかなと、運転手役を引き受けるように。 ただ、気を付けていることがいくつかあります。 思い出したのと

          高齢の親とのプチ旅で気を付けること。自分なりの覚書

          それぞれの見方

          あの城にあこがれた だから、船をつくるのを辞めた ねぇ あの空の近くにそびえたつ城 どうしたらあそこに行けるのかな (おじさん)「あそこにゃ竜が降り立つよ おとなしく海にいればいい」 (おばあさん)「陸とか城に光はないさ あるのは血と生臭い吐息 おとなしく波にのっていな」 僕は空の近くで土を踏みたい  踏んでみたい 空の色より 海の色 血の味より塩の味 土の手触りより 水の触感 周りみんな それしか 言わない ならどん底まで堕ちることになるのか ボクは

          それぞれの見方

          潰瘍性大腸炎(内視鏡検査)

          (表現注意⚠︎食事中は読まないでください) 再燃したらしい。 土曜日、午前中から内視鏡検査の為の下剤を飲んでいた。 ビニールでできたデキャンタのような容器に、薬を溶かした1800mlの水を用意する。それを、少しずつのんでいく。スポーツドリンクを大量に飲む感じだ。 腸の中を空っぽにしなければならない。8時から10時までの間、飲んではトイレに行き、を繰り返す。 潰瘍性大腸炎と診断されてから、なるべく年に一回は内視鏡検査をしているが、検査前のこの時間にもやもや考えるクセが

          潰瘍性大腸炎(内視鏡検査)

          空が好きだったと、改めて。

          空が好きだったと、改めて。