久々にことわざに触れた日
突然ですが、ことわざってなんかすごいですよね。
ご無沙汰しておりました。どうもふなすです。
ことわざって、すごく短い言葉の中にぎゅっと意味が詰め込まれてますよね。それはもう無駄なものを極限まで削ぎ落とした完成系、だからそれだけ聞いても何となくこんな意味かななんて推測できるくらい完成されたものだと思うんです。例えば「親しき仲にも礼儀あり」ってまさにそんな感じで、小学生の頃に持ってたことわざ辞典に載ってて、この言葉大事にしようーって思った記憶があります。
そんな僕が持ってたことわざ辞典の中で、誤用が多いから気をつけてねっていうことわざがあったんです。「情けは人の為ならず」って言うんですけど、これぱっと聞くと「情けをかけるのはその人のためにならないですよ〜」って思われがちな言葉で、そう思ってる方も多いのではないでしょうか。
でも実は本当の意味は違って、「人に情けをかけると巡り巡って自分に返ってくるのよ」という戒めなんですってね。調べてみたら日本人の過半数は間違える!なんて言われてました。ほんとかよ。はあ〜昔の人はいい言葉を残すなぁなんて思ってこの間この言葉について調べ直してみたんですね。そしたらこれって、旧5000円札に描かれていた新渡戸稲造さんが残した言葉だったんです。しかも続きがあるタイプのことわざ。めっちゃいいこと言うじゃんって1人で感動してました。
施せし情は人の為ならず おのがこゝろの慰めと知れ
我れ人にかけし恵は忘れても ひとの恩をば長く忘るな
という前後があったわけですよ。これって、現代語に直すと、情けは他人のためではなく自分自身のためにかけるものだ。だから自分が他人にした良いことは忘れてもいい。でも、人から良くしてもらったことは絶対に忘れてはいけないといういみになるんです。
かっこいいなあ。僕もこういうこと言えるようになりたいぜ。
さて、義務教育を終えてから何年も経っちゃってから知ったのも恥ずかしい話なんですが、結構そういう経験ってありますよね。知るは一時の恥、知らぬは一生の恥とも言うように、わからないことがあったら恥をかかないうちに早いとこ調べて自らの学びを深めるに越したことはないんだと思います。
好奇心には一生を潰せるくらいの暇つぶし力がある。ということは様々な歴史上の学者さんたちを見ていれば自明の理です。あんまり無理無理言わずなんかやってみたら学ぶことが好きになれるかもしれませんよ。一緒に頑張りましょう。そしたら僕は高校生の時に素数の分布について疑問を持ったことがあったので、リーマン予想について考えてみようと思います。あ、でも僕文系だったから無理だわ。
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