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「おはよう、私」①(短編連作小説 & 音楽)第1話

「おはよう、私」①(短編連作小説 & 音楽)第1話

第1話・瑠璃
 朝。
 遠く聞こえるアラームの音が意識をたたく。

 細く開いたカーテンの隙間から、細い光がこぼれている。
 ああよかった今日はいい天気なんだなと、ぼんやりした頭で反射的に考える。

 「よかった」と思ったのは仕事で人に会いに行く予定があるからで、晴れていれば移動がらくだからだ。雨ならば広がってしまう細いくせ毛も、今日はきっと大人しく、肩で揺れてくれるだろう。

 ほとんど無意識に

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「読書×英語×旅」の相乗効果

「読書×英語×旅」の相乗効果

読書・英語学習・旅(海外渡航)の3者間には強い相乗効果があります。バラバラに考えて行動するのはもったいないことです。相互作用を意識して取り組むことをおすすめします。

つまり、

読書の質の改善には旅行と英語学習を、
英語力を向上には読書と海外旅行を、
旅行の経験の充実には読書と英語学習を、

…ということです。

この記事では、私自身が25年以上この3つに取り組んできた経験から、3者間にどのよう

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【洋書多読】Tomorrow and Tomorrow and Tomorrow(214冊目)

【洋書多読】Tomorrow and Tomorrow and Tomorrow(214冊目)

本書のことは、僕が英語多読用のコンテンツを探す際にいつも参考にさせていただいている渡辺由佳里さんのブログで知りました。渡辺さんの紹介文を見て「面白そうだ!」と思ってすぐにKindle版を購入したものの長く積ん読状態になっていました。

そうこうしているうちに同ブログで毎年恒例のイベントである、小説、ノンフィクション、児童書などの各ジャンルの中から渡辺さんを含む審査員がその年のベストの洋書を選出する

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【洋書多読】The Midnight Library(212冊目)

【洋書多読】The Midnight Library(212冊目)

少し古い本(2020年8月出版)になりますが、『The Midnight Library』というフィクションを読了しました。

2020年に出版されたMatt Haigのベストセラー小説。邦訳版も出版されているので、すでに手に取られた方も多いかも知れません。ちなみに僕は日本語版も未読でした。

結論からいうと、読んで本当に良かった。これにつきます。しかも、話題になった当時ではなくまさに「今」読めた

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【洋書多読】Theodore Boone(226冊目)

【洋書多読】Theodore Boone(226冊目)

アメリカの法廷モノの児童書『Theodore Boone』を読了しました。

前回アガサ・クリスティの古典である『The Mysterious Affair at Styles』(邦題:スタイルズ荘の怪事件)を読破して余韻に浸っていたんですが、残念ながら、裁判制度そのものや法律関係の用語(英語)にあまり馴染みがなく、そこだけは忸怩たる思いだったのでした。

ただ、そこで頑張って「よし、法律関係の英

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【洋書多読】How to Stop Worrying and Start Living(243冊目)

【洋書多読】How to Stop Worrying and Start Living(243冊目)

アメリカを代表する作家の一人Dale Carnegieの『How to Stop Worrying and Start Living(邦題:『道は開ける』)』を読了しました。

いい本に出会うことがきました。

デール・カーネギーといえば今回僕が読了した『How to Stop Worrying 〜』の他に『How to Win Friends and influence people(邦題:人を

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