帝国ホテルのベルマンでした。
新卒で帝国ホテルに就職したFumiya。
帝国ホテルに伺う機会があったみたいで、感じたことを話してくれました。
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帝国ホテルに招待されました
ーー帝国ホテルへはなんで行ったの?
今度、フィリピン大使館さんが帝国ホテルで「フィリピンフェア」っていうのをやるんだけど、そのお披露目記念パーティーみたいな感じのやつに招待していただいたんだよね。
結構ちゃんとしたイベントで、観光省の大臣もいらっしゃってて、ちょっと緊張したね(笑)
ーー久しぶりの帝国ホテルはどうだった?
ベルマンとしているのと招待されているのはやっぱりちょっと違って見えたけど、あんまり変わってなかったかな?
あと、嬉しかったことがあって。
当時一緒に働いていた人たちが会いにきてくれたことだね!
「元気にしてるか?」とか声かけてくれたり、色々お話しできたことが嬉しかった。
その中で、仕事もプライベートもお世話になっていた大先輩、結構お偉いさんなんだけど、その方が言ってくれた言葉にすごく感動した。
「この会社を去るとか残るとかはその人の人生だから、私は止めることができない。ただ大切なことは離れていてもこうやって私たちのことを想ってくれていること。同じ会社とかそういうのは関係なく繋がってることが大事なんだ。」
って言ってくれて、すごく感動したし、学びになった。
会社を辞める時っていろんなこと考えると思う。
お世話になった先輩や同期、仲良くなったお客様、そういう人のことを想うと「言い出し辛いな」とか「申し訳ないな」って思いはあるよね?
でも、本当に大切なのは、お互いにその人同士を想い合うってところにあるんだってことなんだよね。
今、会社員をしている人でもしそういう想いでなかなか会社をやめられなくて悩んでいる人がいたら、こうやって考えて欲しいと思う。
自分自身、より一層今まで自分の人生に関わってくれた人の気持ちを大事にしていこうと思ったね。
どれだけ、成功したとしてもその気持ちが絶対忘れてはいけないね。
「おこく」という男
ーー帝国ホテルへは一人で行ったの?
いや、「おこく」と行った。
自分の会社の副社長でM.S.LABの創設メンバーの1人で一緒に頑張ってくれてるんだけど、帝国ホテルでベルマンをしていた頃の後輩なんだよね。
ベルマンの深夜作業で"カート磨き"って作業があるんだけど、カートってお客様の荷物を運ぶ時に使う道具ね。
それを綺麗にするんだけど、新人の仕事なんだ。
だから当時よく二人で深夜勤務の時にはそれをしていた。
自分が2年目で「おこく」が1年目。
冬のクソ寒い深夜にせっせと綺麗に磨き上げるんだけど。
その時に初めて自分の夢を打ち明けた同僚っていうのが「おこく」だった。「自分には今こういう夢があって、実際こんなことをしていて、こうなりたくて、こうやって考えている!」みたいな。
そうしたら「おこく」も自分の夢を語ってくれて「そんな考えの人がこの会社にいるなんて知りませんでした。実は僕もこれこれこういう夢があって…」って。
そこでいつも「俺たちは絶対に将来成功して、帝国ホテルを利用できるくらいビッグになってみせような!」っていう話をして、それぞれの仕事へ戻っていくみたいなことをしていたんだよね。
実際その後に自分は会社をやめて、フィリピンに行くことになって。
自分が会社をやめた1年後に「おこく」もやめて、自分でTikTokで活動したり、ダンスボーカルグループに入ったりして頑張っていた。
それで会社を立ち上げる時に「おこく」に声をかけたっていうのはそういう経緯があるんだよね。
今回はフィリピン大使館さんの招待って形だったけど、「ビッグになって帝国ホテルを利用する」って目標に向かって確実にステップアップしていっている感じがしたね!
しかも同じ会社のメンバーとして、その目標を叶えられるのは嬉しいことだよね!
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取材・文:Taya