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「心の成り立ち」を知ることでトレーナーとして飛躍する
こんにちは、
山﨑史子です。
私は今、フィットネスのトレーナーとして
体の面では一般のお客様に運動指導を、
またトレーナーさんたちには、
運動指導に自信が持てるマインド(心)の面
をナビゲートする仕事をしています。
そんな私に最近ヒットしたのが
ディズニー映画の
「インサイドヘッド」だったんですね。
これ、普通に観るだけで、
もちろん楽しめる映画ですけど
運動指導者のマインドとリンクさせて観ると
これがまた面白い、と思ったんです。
そこで今回は、
『トレーナーとして、体の面でしか自分を活かせない』
と思い込んでいた私が
その先入観を外せたことで成長につながった話を
書いていきたいと思います。
是非、最後までお付き合いください。
【マインド(心理)に触れるなんて怖い、という思い込み】
実は、以前の私は、
マインド(心の面)を扱うなんて難しいし、責任重大!
なので無理!そう思っていました。
というのも、
それまでの私は、人の感情に踏み込むことには
ちょっと怖さを感じていたんですね。
なぜなら、幼少期から私は、
少し感受性が高かったからなんです。
子供の私から見て、
どうも父が母をあまり認めてあげていないと
感じていた私は、
(私が母のことをもっと立ててあげたい)
と勝手に思い込んでしたところがあって、
(私がどうしていたら母は嬉しいんだろう?)
(何と言ったら喜ぶだろう?)
と母の感情を
考え過ぎていたんですね。
それは、成長していく中で、
友だち同士の関係性でも同じでした。
相手が「悩み事がある。。。」
と感情を出してきた時、
それを丸ごと受け取ってしまって
私の方が胸が痛くなる。。。
そんなことが、よくあったんですね。
ところが、当の相手は、私に話したことで
なんだか悩みがスッキリして去っていきます。。。
残された私は
胸の痛みだけが残って
(何だった?。。。)
と、とても虚しく
感じていたんですね。
相手の役には立っていたかもしれないですけど
何か貧乏くじを引かされたような寂しさもありました。
怖さも感じましたし、きっと不器用なんだろうな。。。
と思って、
『私は心の面には触れない方が良いんだろうな』
とずっと思っていたんです。
【幼少期のマインドが今のビジネスに通じている?】
ところが、
そんな性格だから仕方ない。。。
といった諦めというか、開き直りで
体の面で運動指導に徹していた私でしたが、
コロナ禍に入って、私の活動に陰りが見えた時、
このままではいけないな、と思い始めます。
そこでビジネスの講座に行った時、教えてもらったのが
「幼少期のマインドが今のビジネスに大きく関わっている!」
ということでした。
衝撃でしたね。
例えば、
ついつい相手の顔色を見て遠慮してしまうとか、
何か売り込むようなことをしたくない、
嫌われたくない、という気持ちが働いてしまうとか、
言いたい事が言えなくなる、というのも
幼少期からのマインド
だと言うのです。
何かうっすらと納得は出来ますが、
今さら変えることなんて出来ないでしょうし、
どうしたら良いのか?
が分かりません。
ただ、その時学んだことが
とても目から鱗だったんですね。
その幼少期から培われてきたマインドのことを
「リミッティングビリーフ」というんですが、
その成り立ちって、
正に、体で言うところの発育発達過程と
同じような道を辿っている?
と気づいたからです。
妙に腑に落ちて『面白い~!』と思いましたね。
【実は体の成り立ちと心の成り立ちは同じ?】
私はトレーナーとして、
始めに「発育発達理論」というものを
ベースにして学んだんですが、
どういうものかというと、
それは、
母親のおなかの中から生まれて、
1年かけて立って歩くまでの過程の中に
ヒトとして必要な運動機能を身につけていく
というものです。
そのための体のエクササイズを
私たちトレーナーは
運動指導しているわけですけど、
実は、私が怖がって敬遠していた心の面でも
同じことが言える、と分かったんですね。
多くの場合、
生まれて初めて見るのが、
両親や兄姉ですから、
「家族」という世界の中で育っていきます。
その中で、
どんな風に愛情を注がれながら
どんな風に感情が育っていったか?
大きく関わるのは当然のことなんですよね。
ただ、大人になるにつれて、
その世界は「家庭」を超えて「社会」
に広がっていきますから、
新たなマインドが必要になってきます。
幼稚園、学校~と、世界が広がるたびに
私も戸惑いと居場所作りに、
ドキドキしてきました。
学生時代から社会に出て就職したときなんて、
体育の大学だっただけに、
それはもうあまりの違いに
どれだけ戸惑ったことか。。。
だからこそ、
周りの人や目の前の相手が
どう思っているのか?
神経も注ぎましたし、
そうすると、ますます相手の感情を
丸ごと受けとめがち、になっていたんですね。
ですが、
そんなマインドの学びが腑に落とせた時、
(難しく考えすぎていたんじゃないかな?)
そんな風にも感じました。
体の成り立ちと同じように、
マインド(心)の面も、
もっとシンプルに考えてい良い、
と思えたんです。
今では理解出来るようになりましたが、
正に、映画の「インサイドヘッド」は
その心の成り立ちを
うまく表現しているんですよね。
生まれたての時は、
まだ「ヨロコビ」「イカリ」の感情しかなかったのに
親の愛情に触れて、
「ウレシイ」「カナシイ」「サビシイ」
とどんどん新たな感情が積み重ねられていきます。
そして、その世界が
友達、仲間、先輩と広がっていくと、
相手の感情やまわりとの比較によって
「嫉妬」「恥ずかしさ」「遠慮」「我慢」
という新たな感情を生み出していく。。。
私もずいぶんそんな感情たちに翻弄されて
苦しんた経験があります。
傷ついたり、自信を失ったり、
だから、深く関わるのを怖がったり。
でも、その一つ一つはヒトの成長には
とても大切な事で、
勇気を持って超えようとすれば、
さらにステップアップしていくし、
その自信は価値あるものだと思います。
そしてそれは、
体の発育発達もマインドの成り立ちも
まさに同じようなステップの踏み方だな、
ととても興味深く感じました。
【まとめ】
「心と体」は、母親のお腹の中から生まれ出て、
成長していくその過程の中で、
一つ一つ、人にとって必要な要素を
身に付けていきます。
そしてその過程は、
互いにリンクしていて、とても面白い。
成長して社会で揉まれていく中で、
人は壁にぶつかって、
どうしても難しく、複雑に考えがちですけど、
そんなときこそ、シンプルな原点に立ち戻ることが
それを超えるコツのように思います。
それこそ私も
「体の面でしか自分は活かせない」
と思い込んでいましたけど、
心の成り立ちも学んだことで、
怖がっていた私の意識も大きく変わりました。
(お客様も同じように
様々な経験をされている)
と感じられるようになったことで、
トレーナーとしての在り方が
変わったのだと思います。
お客様の良き理解者として
味方になることで、
ご自身で解決出来るマインドが持てるように
導けたら、とても嬉しく思います。
トレーナー自身がお客様と一緒に
さらに成長出来るような関わり方が出来たら
こんなに素敵な事はありませんね。
あなたのトレーナーとしての飛躍のための
参考になりましたら嬉しいです。
また、もしこれを読んで、
お客様を導くことに怖さを感じていたり、
何かご自身のマインドにモヤモヤを抱えている方が
いらしたら、
私が辿ったマインドについて、電子書籍があります。
無料ですのでこちらから受け取ってみて下さい。
「イケオジ~」なんて書いてありますけど、
実はそんなマインドについての気づきが
読み取れる内容になっていますよ。
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