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繰り返す『口内炎』の原因

アレルギーとたたかう理学療法士
及川文宏 より


今回は、口内炎についてお伝えしたいと思います。

口内炎って、すんごくイライラしますよね。

口内炎を繰り返す人の中で、以下のような習慣や特徴を持っている場合には、辛い症状を断ち切れる可能性がありますので、ぜひ、読んでみてください。


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口内炎の原因


口内炎ができる一つの流れ(要因)についてお伝えします。



口内炎ができる流れ❶


冷たい飲み物(氷を入れて)を飲む胃腸が冷えてしまいます(胃腸に負担がかかる)。

特に寝る時間の2時間以内に冷たいものをお腹に入れると朝までお腹の重だるさが続くことがあります。

(冷たいものだけではなく、消化に時間の要するものを寝る時間近くに食べてしまうと同じことが起きてしまいますね。)

胃腸の調子が悪くなること自体、口内炎ができる原因の一つですね。


『お風呂に入って冷たいビールを飲んでからすぐに寝ちゃう人』

⇧⇧⇧

これが一番最悪なパターンです苦笑



胃腸の調子の悪化による直接的な要因に加えて、間接的な要因でも口内炎が出来やすくなったり、口内炎が治りにくくなることがあります。


胃腸の調子が悪い時に、精神的に緊張した夢や嫌な夢を見たことがありますせんか?

胃腸と脳は密接な関係があります。

胃腸の調子が悪いとネガディブな気持ちになりやすかったり、嫌な夢を見たりしやすくなりますね。

緊張を感じたり、嫌な思いをする夢は、交感神経が高めやすくなります。


嫌な夢や交感神経の高まりは、

1)唾液の分泌を減少させ、口の中が乾きやすくなる(ドライマウス傾向)

2)噛み締めや食いしばりが出やすくなる

上記の二つは、口の中に傷がつきやすくしてしまいますね。

つまり

口内炎ができやすくなってしまう


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口内炎ができる流れ①
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口内炎ができる流れ②

胃腸に負担をかけるようなこと(冷たいものを寝る前に飲み続けるなど)を続ける限り、口内炎は治りにくくなりますね。


したがって

寝る前に胃腸に負担をかけるような脂っこいものや冷たい物を食べると

・胃腸のトラブル ➡️ 口内炎

・交感神経の亢進 ➡️ 口内炎

上記の二つのダブルパンチによって、口内炎が繰り返してしまいます。


精神的なストレスによっても口内炎ができるのは、交感神経との関わりからと考えられますね。


精神的なストレスは、自分の習慣だけではなかなか変えられませんが、食生活(飲み方も含め)は、すぐに変えられますよね!


精神的なストレスで、寝る前に冷たいビールとはほんとどんどん悪化してしまいますから、ほんと辞めてくださいね苦笑。


口内炎を減らすための対策

・寝る前2時間は冷たいものを口にすることを控える
(脂っこいものやお酒なども摂取しないようにする)

ガムを噛むこと
(唾液の分泌を増やすため)

・舌が歯や歯茎に当てないように意識して修正する
(無意識に舌で前の歯を押していることがあるため)

・歯を噛み締める癖に気づけるように意識して修正する
(舌に歯が強く当たっていることがあるため)

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口内炎対策



口が乾燥してしまう原因については、医師の診察と治療が必要な病気の場合もありますので、以下にドライマウスになる原因をあげておきます。

当てはまる症状がある場合には、早めに病院を受信してください。


ドライマウスの原因

・糖尿病

・シェーグレン症候群

・放射線治療の有無

・腫瘍や外傷の後遺症

・薬剤の副作用による唾液分泌機能低下

・神経性の唾液分泌機能低下
 ストレスなどが原因で唾液分泌機能は低下します。大きなストレス下では交感神経が優位となり、唾液分泌量が低下すると考えられます。

・筋力低下による唾液分泌機能の低下
 咀嚼筋の筋力低下による唾液分泌機能の低下が起こる場合があります。すなわち、歯が抜けてしまったり、合わない入れ歯の使用により噛む力が低下し、柔らかい食品を食べる機会が増えることによる唾液分泌量の低下が起こるとされています。

・開口状態(口呼吸、入れ歯を外して寝る)
 鼻の疾患や歯並びが悪くて口がうまく閉じれず口呼吸となり、口の乾燥の原因となります。また、 夜間に入れ歯を外すことにより開口状態になり、これが原因でドライマウスとなることがあります。

・全身状態に起因する口渇
 腎疾患、人工透析、発熱による脱水、尿崩症など

以上の原因が、一つもしくは複数重なることによってドライマウスが生じます。


※ 唾液の分泌(二重神経支配)

 専門的な話になりますが、唾液腺は交感神経と副交感神経の二重支配を受けてい ます。視覚、嗅覚、摂食時の食物刺激等により交感神経を介して粘液性唾液が分泌されるのに対して、副交感神経 の刺激で漿液性唾液が分泌しています。


今回は、口内炎、自律神経(交感神経)、ドライマウスの原因、唾液の分泌などについてお伝えしました。

最後までお読みいただきありがとうございます🍀


アレルギーとたたかう理学療法士
及川文宏
より
日本アレルギーリハビリテーション協会
アレルコア
福のしま研究会
 YouTube(アレリハちゃんねる)noteでは、アレルギー疾患や自律神経に対する理学療法についてお伝えしています。

アレルギーや自律神経に対するリハビリテーションの講習会情報につきましては、以下のHPをご覧ください。

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『エビデンスに基づいた身体と心の結びつき』

日時:2024年1月13日(土) 16:00〜17:30
場所:zoom
講師:理学療法士 及川 文宏
    看護師  栁沼 愛
内容:自律神経、免疫、心のつながりについて、エビデンスを含め、理学療法士と看護師がそれぞれの視点で紐解きます。
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・患者さんの本来の生命力を引き出すための関わり方
・ヒトの本質の理解の大切さ
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