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のまりれね
2022年10月24日 16:31
夏、あんなに手の届きそうだった雲秋になって、気づけば空高く、遠くに浮かんでいる。穏やかで柔らかなひかりが降り注ぐ空には手を伸ばしても何も掴めない。新しい季節の始まりに、手を伸ばす。何にも届かない。近くて遠くてそれでいて覆われている。何も考えたくない、感じたくない私の横をいてつく秋風がかっさらっていく。わたしは夏より弱くなった。弱くなった訳じゃなくて、元のちからに戻っ