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のまりれね
2021年3月28日 21:11
イチゴのヘタを取って鍋に入れる。水と砂糖、蜂蜜を入れて火にかける。甘ったるい奥にツンと酸っぱい匂いが立ちこめる。イチゴを潰しながら勝てなかった戦を思い出した。想いも、思惑も、愛も、努力も、そのピンクの沼の前では何もかも無力だった。この鍋の中のように煮詰まっていって、しかし本質は変わらなかった。私はどうして勝てなかったのか。何に負けたのか。どうして勝ちたかったのか。たぶん