見出し画像

「中高年のリスキリング」と満島ひかりさん

「ラストマイル」の余韻を感じながら、「中高年のリスキリング」について考える。

今年はそのことばかり考えているが、去年、一昨年の自分は、まだ危機感が足りなかったと思う。
体力もまだあったし、日々追われる仕事をこなすことに忙殺されていた。
このままではいけないと思いつつ、自分に何ができるのかがわからなかった。
考えようとしていなかったのかもしれない。

今年は体力が追いつかなくなった。
体調不良が続き、このままの働き方ではいけないと、考えざるをえなくなった。
からのリスキリングの必要性だ。

とはいえ、体力がない自分。
できることは限られる。
でも、やりたいことはある。
魅力的な人に会うこともある。
ワクワクすることもある。
でも、体力が追いつかない。
これが中高年の危機だ。

とにかく今年は、自分が嫌だと思うことはしないようにした。
残業はしない。
4人以上の飲み会は行かない。
土日に仕事はしない。
苦手なことはしない。
睡眠時間を削らない。

もちろん、すべては避けられないけど。
そしてまだ、その成果が出てきたとは言い切れないけれど、去年と違う景色は見えてきた。
現に、仕事をしない休暇を過ごせるようになったのだから。

それから、会いたいと思う人に会ったり、やりたいことを声に出して人に話してみたりした。
そうすると、やらざるをえない方向になったり、そこに意識が向くようになったり、さまざまな意見が聞けたりした。
自分の未熟さも思い知ることにもなるのだけれど。

また今年は、若かりし頃に仕事でお世話になった先輩方の病気や亡くなったお話を耳にすることが多かったのも、原動力になった。
このままではいけないと。

そんなときの満島ひかりさん(突然)!
「ラストマイル」関連の動画を見ていると、錚々たる俳優陣とのトークを回している姿を発見。
自分の言葉で的確に自分が思ったことを伝えていて、さらに回しもしていた。

極めつけは、米津玄師さんとの1時間にも及ぶ対談。
二人の会話には、10個以上もキラーワードがあったと思う。
米津さんももちろんすごかった!

満島さんは、感受性豊かで、仕事やプライベートで経験したことをありきたりではない言葉で表現する人なんだと初めて知った!
そういう面が誤解されることもあるのかもしれない。

とにかく、今のわたしにとっては魅力的な人で、演技ではなく、トークで一気に引き込まれてしまった。
学ぶべきところは、感性の研ぎ澄ませ方と、それを言葉にする力。

きっと些細なことでもいろいろ感じて、それを何かしらの形でつねに、表現してきたのだろう。
誰かに話したり、ノートに書いたりしながら。

そういったことが、わたしのリスキリングに、つながる気がした。

あーまだだめだ。
編集者なのに、なんでこんなことができていないのだろう。
こうして、自信を喪失するのも、リスキリングにつながっているといいのだけれど…。





この記事が参加している募集