ふみあんり

1975年生まれ。家族は、娘二人(大学生、高校生)と夫。フルタイムで編集者として働く。…

ふみあんり

1975年生まれ。家族は、娘二人(大学生、高校生)と夫。フルタイムで編集者として働く。 藤井フミヤさん、星野源さん、オードリー(リトルトゥース)、松村北斗さん(sixtones)、SEVENTEEN(CARAT)、テレビドラマが好き。

最近の記事

「例の気分」の私バージョンは「落ち着けよスイッチ」が作動したときに訪れる

星野源さんの新刊『いのちの車窓から2』を読んだ。とてもすてきな言葉がたくさん散りばめられていたので、ゆっくり丁寧に読んだ。 源さんのエッセイの中で、いちばん心に響く本だった。それはきっと、年齢的なものでの共感もあったと思う。 あんなに大スターなのに、それを軽々と楽しんでいるように演じたり、歌ったりしている。ご本人は「軽々と」では全くないと思うけれど。 毎週のラジオでは、そんな大スターの活動の一端が垣間見える話もあるけれど、それを手がけるための地味で日の当たらない苦しみ部分

    • 駅ビルで用が足りる人生

      私は駅ビルが好きだし、よく利用する。 食料品から洋服、雑貨、レストラン、飲み会まで駅ビルを利用したりする。トイレを拝借することも。 好きな理由は3つ。 ・駅から直結していているので、外に出なくてよい。雨でも安心。道に迷わなくてすむ(方向感覚が弱いので)。 ・手頃で買いやすい商品が揃っている。食べ物、雑貨、洋服、疲れたらカフェ、食事もとれるので、ほぼ全ての用が足りる。好みの店がだいたい入っている。 ・適度な広さである。大型デパートやショッピンクモールほど広くないので、短時間

      • 会社を辞めたい病と辞めたくない病

        この数年、自分の働き方、仕事、人生について考える機会が増えた。 端的に言えば「会社を辞めたい」と思うことが多くなった。 どうしてそう思うようになったのかの理由を挙げてみる。 ・50歳という年齢を前に、自分はやりたいことができている気がしない(やりたくないことに人生の大半を注ぎ込んでいる気がしている。すばらしい作品を生み出すクリエイターなど、いい仕事をしていると思える人に嫉妬心を感じる)。 ・長年やっている仕事で、自分なりに「やりきった」と思える仕事をしていない(目の前の仕

        • 「海のはじまり」最終話 娘の遺影と子育て

          昨日で最終回を迎えた「海のはじまり」。 もちろん全話観た。 賛否両論、もやもや、胸痛いっぱいの作品だったけれど、最終回も泣けたし、納得のいく着地を見届けられた。 いろいろな角度から考え、感じ、いろいろな気持ちになったけれど、わたしの中で特筆しておきたい感想は、以下の2点だった。 ・親に子どもの遺影を選ばせてはいけない ・子育ては家族だけではなく、まわりを巻き込んでするもの ドラマの主役である夏くんや水季、弥生さんの立場から観るのは、なんだかしっくりこなくて。 年齢的にも

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          また観た「ラストマイル」!

          毎日しつこく「ラストマイル」の話。 というのも、2回目を観に行った。 今度は夫と。そして、ステッカーをもらい、パンフレットも買ってきた。 2回目は細かい部分も観られてよかった。 パンフレットで、スタッフのみなさんのご苦労もわかり、かるく嫉妬心をおぼえる。 わたしもクリエイターの端の者として、こんな大作を同年代のみなさん方が作られていると思うと、単純にうらやましいと思う。 約30年近く編者の仕事をしていて、すごい方たちと会ってきたけど、「自分的にやりきった」と思える仕事は

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          「中高年のリスキリング」と満島ひかりさん

          「ラストマイル」の余韻を感じながら、「中高年のリスキリング」について考える。 今年はそのことばかり考えているが、去年、一昨年の自分は、まだ危機感が足りなかったと思う。 体力もまだあったし、日々追われる仕事をこなすことに忙殺されていた。 このままではいけないと思いつつ、自分に何ができるのかがわからなかった。 考えようとしていなかったのかもしれない。 今年は体力が追いつかなくなった。 体調不良が続き、このままの働き方ではいけないと、考えざるをえなくなった。 からのリスキリング

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          「ラストマイル」と「踊る大捜査線」とミッドライフクライシス

          わたしはもともとドラマ好きで、「アンナチュラル」も「MIU404」も星野源さんも野木亜紀子さんも好きで、だから、きっと楽しく観られるだろうと思い、「ラストマイル」を映画館に観に行った。 人気ドラマと同じ世界線で、あの人気者達が久しぶりに登場して、スタッフはおなじみのみなさんで、主題歌は米津さん! そのオールスターで、映画という規模感で、エンタメ大作なんだろうなというぐらいの想像をしていた。ネタバレ、前情報は入れないようにした。 物語の当初は、大規模なエキストラや広大なロ

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          50歳でも親に甘えたい

          連休中に、義理の両親が我が家に遊びに来た。 飛行機で来るような距離に住んでいて、以前来たのはコロナ前なので、久しぶりに。 高齢の両親だが元気で、自分の足で動ける。もうそれだけで、わたしは、うらやましい。 常に息子や孫のことを心配していて、年金暮らしなのに、援助を申し出てくれたりして。 本当にありがたい存在だ。 なのにわたしは今、心身ともに疲弊し、働き方を変えたいと考えていた。 たまの電話なら元気で話せるけれど、2、3日でも一緒にいると、元気でいられない自分が、容易に想

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          「西園寺さんは家事をしない」で「既存の枠にはめなくていい」ことを学ぶ

          わたしも家事はしないほう。 でも気になるほうだし、一人暮らしではないので、最低限しかしない。 残業もほぼしないし、大した仕事してないのに、平日はぐったりで、しかも7時間睡眠をめざそうとすると、家事を削ることになる。仕事は自分の裁量で減らせないので。 と、今、急に考えてみたけど、単にドラマが好きで、松村北斗くんが好きで、前向き家事ドラマが好きで、毎回2回ずつ観るくらい好きなドラマだった「西園寺さんは家事をしない」! それが終わってしまった。 コメディタッチで、胸キュンもあ

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          自己紹介

          わたしは、49歳、本の編集の仕事をしています。 手芸、主婦、小学生、シニア向けの本などを制作してきました。 月曜から金曜のフルタイム。 電車通勤往復約3時間。 家族は、夫、長女(大学生)、次女(高校生)。車椅子の母が、高齢者住宅に住んでいます。 今話題の「ミッドライフクライシス」に直面し、何か動きたくて、noteを始めました。 長年、編集者という裏方仕事をしてきて、つかみネタとして自分や家族のことを積極的に喋ってきましたが、こうして残る形で自分を開示する作業はほぼしてい