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私を幸せにするのは私

私は周りに容姿だけは小さい頃から褒められていた。
昔から容姿に関しては自信もあるし、褒められることはどんな事でも
嬉しい。それは紛れもない事実だ。
ただこの数年色んな人と出会って感じたのは「女性としての私ではなく人間としての私を好きになってほしい」という漠然とした承認欲求である。

過去の自分の恋愛遍歴を思い返すと私がお付き合いをしてきた男性は
私自身の価値よりも女性として価値のある私を求めていた。
さも自分が手に入れたブランドかのように扱われても、
私はそのことに関して目を瞑っていた。
それは私自身が人間としての自分に自信がなく無価値であると決めつけ、
せめて女性としては求められたいと願った結果だからだ。
そうやって自分の価値を誰かに委ねて生きれば、
満たせると辛いことから逃げ出せると思い込んでいた。
とにかく自分を必要としてくれたら誰でもよかった。
そうやって自分の心を偽ったまま結婚し、離婚して得た傷や思い出が
本当の自分を認めて愛してあげる事の大切さを感じさせる中で、
色んな経験や出会いを繰り返すうちに積み重ねた私だけの自信が背中を押し私は人として認められたいし愛されたいという
人間として当たり前に存在するであろう欲求をきちんと許し、
求めたいと思うようになったのだ。
私はそれを求めるのに値する存在であることをふとした拍子に思える
ようになれたのは私が私の価値にきちんと気づけたからだろう。

私は私を幸せにしたい。
もう二度と本当の自分を蔑ろにして、
不幸になることで幸せになることから逃げたくはない。
幸せになることは怖くない。
私は幸せにならなきゃ死ねない。
私が私を幸せにするんだって悲しみを超えた今なら思える。

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