ふむふむの空想お茶会 美味しい紅茶をご自宅でも楽しみましょ
日時:2021年2月12日 21:00(日本時間)
場所:???
キーワード:つくルンバ
ふむふむの空想お茶会はお招きするゲストに合わせ、イメージするお茶を用意したら始まります。
ふむふむの空想お茶会 ~今日のゲストは塩梅かもめさん~
さあ、かもめさんに相応しいお茶はどんなものでしょうか。
準備するもの イングリッシュブレックファスト(ブロークン)、お好みの柑橘搾り汁、コアントロー
道具 ティーポット2つ、ティーカップ、ティースプーン、茶漉し
ティースプーンとコーヒースプーンの見分け方
茶葉はティースプーンを使って量ります。ティースプーンとコーヒースプーンでは大きさにかなり違いがあります。写真左側がコーヒースプーン、右側がティースプーンです。ほぼ一回りくらい大きく、さらに深さにも違いがあります。
実際に茶葉を量ってみると差が分かります。同じ山盛り1杯でもティースプーンでは3g、コーヒースプーンで2gと約1gの差がありました。
紅茶の場合、大体1杯につき3gの茶葉を使います。細かい茶葉の場合ティースプーンで中山1杯程度、大きくてかさばる茶葉の場合は、大きく山盛り1杯ぐらいと考えてください。
ティースプーンとコーヒースプーンで茶葉をすくった時、比較してみると量の違いがはっきりと分かります。
今回は細かい茶葉を使用して2杯淹れたいと思います。茶葉の量はティースプーンで中山2杯(約6g)分です。
ポットとカップ、そして茶漉しの湯通しを忘れずに
ポットとカップはあらかじめ湯通しをして温めておきます。お湯は注ぐそばから温度が下がっていきます。なるべく淹れた時にきれいな水色で香りのよい紅茶になるように、お湯であたためましょう。
この時にたっぷりなみなみと入れる必要はありません。ポットの中には下から1㎝位のお湯しか入っていません。そんなに少し?と思われるかもしれませんが、ポットの中のお湯を何回か回転させて全体を温めるので、この量のお湯で十分なのです。
お湯の温度 目安
紅茶は出来るだけ汲みたての水を使ってください。お湯は沸騰直後(100℃)のものをお使いください。ぬるかったり沸騰しすぎたお湯では紅茶の香気成分がよく出ません。沸騰直後のお湯を注ぐと味、香り、水色すべてバランスの良い美味しい紅茶になります。
ちなみに沸騰直後のお湯の目安は5円玉くらいの泡がボコボコと上がっている状態ですぐに日を止めてください。グラグラと波打つほどに沸かしてしまうと水色が黒っぽくなり、味も落ちてしまいますのでご注意を。
最近は電気ケトルをお使いの方も多いと思いますので、温度設定が出来るようであれば100℃にしてくださいね。
少しわかりにくいのですが、下のガラスポットの中でジャンピングが起こっています。空気のたっぷり入ったお湯であれば、茶葉がポットの中で浮かび上がりその後くるくると縦に円を描くように回り始めます。
水道から直接汲み、沸かしたお湯は空気がたくさん含まれています。汲み置きの水やペットボトルのミネラルウォーターよりも水道水をおすすめするのはこのためです。
抽出は3分を目安にしてください。茶こしを使ってもう一つのポットに注ぎます。こちらのポットも事前に湯通しを済ませ、そのお湯を茶こしにもかけて温めておいてください。
紅茶は一滴も残らないほどしっかりと注ぎ切ってください。最後の一滴はゴールデンドロップと呼ばれ、一番美味しいとされています。
ポットに移し替えた紅茶は飲み終えるのに時間がかかるようであればティーコージー(お茶帽子)をかぶせておくと冷めにくくなります。
今回はかもめさんをイメージした紅茶
かもめさんは私にとって「黄色」のイメージ。黄色から連想するのは柑橘。ということで、レモンの果汁を入れ、さらにコアントローで香りづけしてみました。
柑橘の果汁で紅茶の水色がさらに明るくなります。
カップも黄色のものを。エインズレイのコベントガーデンを選びました。
夜のお茶会に合わせ、香しい大人のお茶、かもめティーの出来上がりです。
さあ、召し上がれ。ちなみにこの日はショートブレッドと共に。
スペインのかもめさん、よかったら淹れてみてくださいね。
次回のゲストはどなたでしょうか?
またどなたかをイメージしたお茶を用意してお茶会が始まります。
みんなでつくルンバに寄せて
この度、塩梅かもめさんのサークル
世界の台所から『つくルンバ』の中で生まれた、「みんなでつくルンバ」のコンテンツの一つとしてお時間をいただきました。
塩梅かもめさん、そしてサークルメンバーの皆さん、この度は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
紅茶の種類、小話、食器のお話などを交えて、ご自宅でもおいしい紅茶を簡単に楽しめる方法をお伝えできたらと思っています。
ティーインストラクターの資格を生かした私なりの紅茶の楽しみ方、そして紅茶に限らず日本茶など美味しいお茶時間を徐々に広げていけたらと思っています。