「これをきっかけに...」
こんにちは、ふるぽてくんです。
ようやく下期の方向性がたち、すっきりした週末を迎えることができています。最近はもっぱら大谷選手の結果を追いかけており、ぜひ三冠王になってほしいですね。
【定例】おすすめされた本コーナー
ふるぽてくんブログでは、おすすめされた本コーナーを定例化しています。
本は、紹介者とのコンテクストの共有や苦しい時の道標となり、成長の手助けをしてくれます。
すでに読んだことがある本が多いと思いますが、もし新たな出会いになればいいなと思い、続けていきます。
第7弾は、「なぜ「戦略」で差がつくのか。」です。
大学時代に恩師から紹介いただいた本です。今でも物事の考え方の基礎になっています。時間やお金などリソースはいつも限られます。だからこそ目的・戦略・戦術の正しい理解が必要です。
音部さんはP&G出身のマーケターですが、本書は専門書ではありません。マーケティングを担当しない方にとっても有意義なインプットになるので、ぜひ読んでみてください。
【本文】若手が機会を手にできる理由
毎年多くの若手が、様々な大きな夢をもって社会に飛び出していきます。
例に漏れず、僕もそのうちの一人でした。学生時代や就職活動に出会った社会人のように、すぐに成果を出すんだと。
しかし、そううまくはいきません。(僕はすぐに鼻をへし折られました。)資本主義の世界ではこんなにも信用が大切なのか、また大手企業との取引ではこんなにも安心が大切なのかと感じます。そして、そういった葛藤構造に何度も挫けそうになります。
そんなものか、じっくり足元を固めていこう。なんて賢しい切り替えは僕にはできませんでした。生き急ぎすぎだよ、と言われたこともありました。諦めそうになりました。あの人に出会うまでは。
ある日、既存クライアントとの定例MTGで本社に伺っていました。
アポイントの枠を1時間いただき、課長(あの人)に月次報告をする場だったのですが、30分程度で主題を終えました。今回は、この残り30分でいただいた言葉に関するエピソードです。
当時、課長とは案件以外の会話をしたことがなかったのですが、その日は最近どうなの?どんな仕事してるの?などを聞いてくださいました。
そこで、信用や安心という壁にぶつかっていて、なかなか受注することができていないこと伝えたところ、課長は深くうなずきながら突然こんな話を切り出したのです。
「今、うちのマーケティング部で新規の業者さん探してたんだけど、それやってみる?ふるぽてくんの仕事への向き合い方を見ていて、僕は大丈夫だと思ってるんだよね。もちろんコンペは開催するけどね。」
えっ、という顔をしていると続けて
「僕も約20年前営業職からスタートしたんだよ。1,2年目は全くといっていいほど新規の仕事が取れなくてね、でもあるお客様が提案のチャンスをくれてね。ほんとに嬉しくて、夜とか休日まで上司につきあってもらって提案して、初受注したんだよ。そこから提案が楽しくなって、今につながってる。」
「だから、ふるぽてくんもこれをきっかけにしてチャンスを掴み取って欲しい。若手の飛躍のきっかけ提供はおじさんの仕事だから。頑張ってよ。」
この日をきっかけに、多くの仕事を担当させていただきました。
若手が機会を手にできる理由は、若手の時に恩人に機会をいただいた経験を持っている人が世の中にいるからです。
当時は課長、今では部長ですが、あの時いただいた言葉を忘れず、僕もできるだけ後輩にチャンスを提供するようにしています。
【さいごに】自己紹介
【紹介文】
僕はフルーツとポテトが好きだ。 ただ、目の前に欲しそうな人がいるとあげてしまう。 人を応援することと喜ばせることが好きな僕は、時に不安を抱える「野良の総合職人材」になっていた。不安を抱える総合職サラリーマンと共に来るべき未来を信じて。
決して諦めないこと、目の前のことを一生懸命やっていると誰かが見てくれていること、そして機会を逃さずやりきること、感謝し今を生きること、人との出会いは、多くのことを教えてくれます。
今では、あるコーポレートの部門長として他社様に発注させていただくこともあります。そこでも提案を丁寧に受け止め、フィードバックさせていただくことを大事にしています。出会いが誰かの変化のきっかけになることを願っているからです。
今週も無事に投稿できました。
いつも読んでいただきありがとうございます。
「noteで見つけた仕事のイロハ」というマガジンを作成しました。
日々みなさまの記事を読む中で、仕事のイロハに通ずるものを追加させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。