古川武士さん著『書く瞑想』が実践的でおすすめです
今日は書いて心を整える、をテーマにおすすめの本をご紹介します。
古川武士さんの著書『書く瞑想』です。
古川さんは習慣化コンサルタントを名乗っていらして、その言葉どおり、すっかり日々の習慣として身につきました。約1年続けられました。感謝!この飽きっぽい私が続けられるなんてすごい。
それだけ実践的な本ですし、続けるほど効果がわかってきます。
考えないで大丈夫、手を動かせばできる型がある。
書く瞑想というタイトルは優秀な編集者がつけたのでしょうか。めちゃくちゃ眠い時でも無意識にスラスラかけてしまう。その意味で確かに瞑想的です。
考えるより手を動かせばできる「型」があります。
中身を簡単に紹介します。
毎日10〜15分、放電と充電といって、ネガティブこととポジティブなことを記録していきます。私の場合は寝る前に書き殴りをしています。
そして、月末に1回、約1時間、振り返る時間をもちます。その際に図を書きながら整理します。そして、そこから見えてくる価値観や3年後の理想像を書き出します。
この作業が好きなんですね〜!
ネガティブなこともポジティブなことも全部愛おしい
月末に毎月の振り返りを約1時間くらいします。1か月分を読み返して色ペンを使いながら図にしたり書き出したり。とても満足できる時間です。
何故かというと、一つに頑張ったことを認められるからです。放電と充電の両方を書くので全部ひっくるめて愛おしくなります。頑張って生きている!
揺らぎや変化を自覚できる
もう一つに月ごとの変化に気づくからです。
どうしてこんなに変わっていくのでしょうね。季節による体調の変化か、心の成長か。はたまた占いがいうように月ごとの運気があるのでしょうか。
ストレスのポイントや喜びのポイントも変わっていくし、価値観も変化しています。価値観というと確固として揺らがないもののように思っていましたが、実際は海で船を漕ぐようにゆらゆらと揺らいでいるんだなぁという発見がありました。
3ヶ月の周期を発見
私の場合は3か月くらいが変化の周期のようです。
例えば昨年9月に、今までなんでもなかった事に急に苛立ちを感じるようになりました。体も力が入らなくてやる気がない。こういったストレスは「放電」として記録して吐き出します。
と同時に、一生懸命、人に仕事を任せたり減らしたりしながら、変化に対応できるように試行錯誤をしました。これらの頑張ったことは「充電」の記録に残ります。
そんなネガティブとポジティブの両面が毎日の記録として残っていきます。分析すると3カ月くらいかけて変わっていった事が読み取れます。
これで落ち着いたかなと思ったら、今年の1月になってからまた不調に。人生は永遠に続くという感じですが、変化の波を把握していれば大丈夫!怖さは減って対処できます。
さすが習慣化コンサルタントの著作
ちなみに、書く瞑想という名前で色々な人が提案されています。手を動して書くジャーナリングであることは共通していますが、内容はそれぞれです。
その中で、この本の特徴は決まった型が示されていて、圧倒的に日々の習慣として身につけやすいことです。考えぬかれた型があるというのはすばらしいですね。型を覚えれば、続けるうちに自分のものになっていきます。
著者の古川さんは習慣化コンサルティング株式会社を経営されていて、習慣化がテーマの方と知って納得しました。
ピンときた方はぜひ試してみてくださいね。変化の多い環境にいる方や、感情が揺れ動きやすい方には特にオススメです。