スタンフォード式 生き抜く力①聞き取る力
生き抜く力って聞くと、競争社会でゴリゴリじゃないとダメなのかなと思っていました。でも実際は真逆で「人への思いやり」がベースのマインドのようです。
今回は、生き抜く力のうちの1つ「聞き取る力」についてまとめています。
■生き抜く力の3つの基本要素
・聞き取る力
・共感する力
・与える力
■聞き取る力
相手の話を単に黙って聞いてるだけでは「聞き取る力」は十分ではありません。話にしっかり集中して、相手のいうことを正確に聞き取り、理解していくためには、積極的に対話に参加していく「アクティブ・リスニング」のテクニックが効果的です。
会話に取り入れるべき4つのDO
①パラフレーズ
相手の話したことを言い換え、確認する
相手の言った内容をパラフレーズして確認することで、自分の理解度をチェックできます。
また、こちらが真剣に聞いていることも印象づけられます。
②クエッション
疑問に思ったことがあるときは質問します
質問の目的は相手の話す内容を確認し、詳しく聞くこと。相手を非難しないようにします。
③エンパシー
相手の気持ちに共感を示す
相手の気持ちに共感できた場合には、素直に伝えましょう。
「その気持ちわかる!」は禁句です。
アクティブ・リスニングの焦点はあなたではなく、相手の気持ちなので、「その気持ちわかる!」ではあなたの側が強すぎます。
相手の気持ちに完全に共感できなくても、相手の状況に身を置き、相手の気持ちを肯定するように意識しましょう。
「〇〇と感じてしまうのも無理もないですね」
相手の気持ちに共感できないとき、否定したりするのは厳禁です。
④フォーカス
相手の話に集中していることを示す
会話の中に、パラフレーズ、クエッション、エンパシーを少しずつ取り入れて対話していくと、相手は自分の話がしっかり聞かれていると実感できます。
会話で避けるべき4つの「Don’t」
①決めつける
相手の考えや気持ちを決めつけてはいけません。相手の状況や気持ち、考え方を尊重しオープンな気持ちで話しましょう。
②話の腰を折る
相手が話している間に割って入って話を妨げてはいけません。
相手の話を忘れる、わからないことをそのままにする、会話の中で突拍子もないことをいうなど無礼は絶対に避けましょう。
③アドバイスする
「アクティブ・リスニング」の目的は、相手の状況や気持ちに理解を示すことです。
相手が悩みを打ち明けても、あなたからのアドバイスが欲しいかどうかは分かりません。
④否定する
相手の言ってることを否定したり、疑問を投げかけたりしてはいけません。
「アクティブ・リスニング」は、あくまでも相手を理解することが目的なのでオープンマインドで相手を尊重しながら対話を進めましょう。
■まとめ
社内のできる営業の方も聞き取る力が
会話で避けるべき4つの「Don’t」のうち①決めつけるをしていたと反省。ほぼ毎日社外の方と話す機会があるので、4つの「Don’t」を意識しながら改善していきたいですね。