【やってみた】オーブン陶土と普通の陶芸の違い、手作りクッキー型も活用
オープン陶土での陶芸にチャレンジしました。
今までは、ポタリー(陶絵付け〕や陶芸ができるカフェ「ぽたかふぇ。」さんで制作していましたが。
ぽたかふぇ。さんでは、都合により粘土を使う陶芸は一時休止している為、オープン陶土ならば自宅で出来ると考えました。
*ぽたかふぇ。さんに在庫があるお皿等への絵付けは、現在も可能です。詳しくは、お店に直接お尋ねくださいませ。
【材料】
(株〕ヤコというメーカーの「オーブン陶土 Milk」を使用。
オーブン陶土で制作をしている友人作家のお薦めでした。
通常の陶土は土のみで、専用の窯を使い高温で焼く必要があります。オーブン陶土は、家庭用オーブンで焼けるよう、つなぎとして樹脂等が入っているそうです。
絵の具は陶芸専用の物かと思ったのですが。
こちらの陶土には、アクリル絵の具を使用して良いそうです。
素焼きの後、絵の具を塗り、防水・耐油コ-ト剤を塗って焼けば、食器として使えるとのこと。
粘土とコート剤は、食品衛生の基準をしっかりクリアした商品だとか。
今までは、ぽたかふぇ。さんも他の陶芸教室も、絵付け専用の絵の具を使っていたので驚きました。
他は今まで陶芸で使っていた、ヘラや麺棒。
粘土板代わりにカッターマット、水入れ、ぞうきん等を用意しました。粘土の粉が散らかるので、エプロンと、新聞紙かビニールシートのような敷物があると片付けが楽です。
【作り方 成形編】
色々と通常の陶芸と違いそうですが、まずは試してみないと、と早速作り始めました。
事前に調べた情報では「練らなくても作れる」とのことでした。
これも、普通の陶芸とかなり違う点です。
陶芸を本格的にするならば、練る作業だけでも何年も修行が必要なほど大事だという話もある位です。
*私はカフェで制作したり、教室でも細かく習うタイプの所では陶芸をしたことがないので自己流です。
練る理由は、堅さを調整するのと、粘土の中の空気を抜く為です。
空気が入っていると、焼いた時に割れてしまうのです。
今までは、しっかりと練るところから始めていたので意外でしたが、開封したばかりの粘土は、既に使いやすそうな状態です。
試しに、全く練らないで、麺棒で延ばしてみました。たしかに、延ばしやすい堅さでした。
ただ、細かい気泡は入ってしまうので、少し練ってから、延ばす作業を繰り返しつつ練る、という風にはしました。
練る作業はかなり減らせるので、初心者でも扱いやすいような気がしました。
今回は主に、小さく型で抜いて、箸置きかブローチを作ります。
この型は、クッキー型作りのワークショップで作りました。
カフェのコラボメニューに使おうとしたのですが(ひとつ前の記事参照)、食べ物で試作した結果うまくいかず、粘土用の型になりました。
型で抜くには、ちょうど良い堅さでした。
型自体も粘土用には使いやすくて良かったです。
陶土が最初は扱いやすかったのですが、型で抜いた余りを、またまとめて延ばして抜く、という風にしたら、数回目で扱いにくくなりました。
具体的には、粘土のまとまりが悪いというか、端がひび割れやすそうになりました。
水分を足せば大丈夫かな、と思ったら、今度はべちゃっとしてきました。
水の足しすぎかとも思いましたが、他の陶土よりも、水を吸わせるのが難しいような?(以上は個人の感想です。)
作業しにくいので、いったん諦めて、粘土を乾かないように包んでおき、翌日試したところ、扱いやすい状態に戻ってました。
お菓子作りで生地を寝かせた時のようにまとまりが良くなったような?
平らにして乾燥させます。なんとなくラップを敷いてしまったのですが、ラップのシワが裏側に型押しされてしまうので敷かない方がいいです。
別途、カッターマット(プラスチック板)に直接置いた分は、乾く前は板にくっついてましたが、ある程度乾いたら取れました。敷くとしてもシワになりにくいクッキングシート等でしょうか。
粘土を成形したのが週末なので、まだ乾燥中です。
乾燥は1日〜1週間くらいかかるそうです。晴天が少ない秋の気候で2、3日目だと、まだ乾燥途中な感じです。
大きさや湿度によるらしく、大きさは小さめですが、まだ湿度が低い季節ではない為でしょうか。
調べた情報によると、触った時にひんやりした感じだと、まだ乾燥していないとのこと。
乾燥が足りないと割れやすいそうなので、もう少し待ってから焼きます