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「最高の休息法」を読んで 29 マインドフルに生きよう

この急成長を続ける社会において多くの人が気づき始めていることですが、組織や個人が成長していくのに必要なのは努力やがんばりだけではありません。
例えば、薪(たきぎ)を燃やし続ける為には、薪のあいだに空気が入る為の空間が欠かせません。その空間こそが人間にとっての休息だと考えてください。

現代人がこれまで追い求めてきたのは、お金を儲けたり、知識を身につけたり、個人の能力を高めたりするのに必要な成長の方法でした。
その裏で、ないがしろにされていたのが休息の方法です。

最後に「5日間休息プログラム」というものをご紹介します。
年末年始や夏休みなど、まとまった休暇を過ごすときの目安にしてみてください。
これらのメニューはあくまでも参考。「こうでなければならない」という考え方で計画に縛られないようにしましょう。なにがなんでも休もうと意気込まないで、むしろ「休めなくてもいい」くらいに考えておいたほうが逆に深い休息が得られます。


●毎日すること
・外に出て日光を浴びる
・森林や海などの自然に触れる(初めて見るように好奇心を持って)
・あたたかいお風呂に入る
・ストレッチやヨガなどのゆるやかな運動をする
・デジタルデバイス、とくにSNSには触れないようにする

●前日にやっておくこと
①オン/オフ切り替えの儀式をする
音楽やアロマの香りで条件付けを。そのほかにおススメなのがヘアカット。一定のシグナルを与えることで脳は意外と単純に「休憩モード」に入ろうとし始めます。

②日常を片付ける
仕事や生活のストレスをノートに書き出して、PCやスマホと一緒に引き出しにしまいましょう。これらも脳へのシグナルになります。

③自宅を非日常空間に変える
手っ取り早いのはキャンプ用の簡易テントを室内や庭に設置すること。自分が森や小川のほとりにいると想像するイメージ療法も脳には効果的です。

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