日々の食事を少し変えるだけ。疲れた体をデトックスする薬膳ごはん
「仕事が忙しくて疲れが抜けない」、「寝ても体がスッキリしない」など不調を抱えながらも仕事に家事に日々の生活をなんとか頑張っている…そんなお悩みを持つ方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
どうしたら日々の生活の中で体を整えて快適に過ごせるのか…
体を動かすことが大事だとわかってはいるけど、仕事が忙しくて運動する時間は取りづらい…。マッサージや温泉に行ってリフレッシュできても、その効果は一時的なものが多く、日常的な習慣には組み込みづらいですよね。
調子を整える上で大切なのは「食事を見直すこと」ではないでしょうか。
忙しくても何かしら食事はとりますし、体は食べたものでできています。
おいしくてデトックスできる食事といえば、やはり薬膳。
薬膳では、だるさやむくみの原因は「水」にあると考えられています。(薬膳における「水」とは、ミネラルウォーターや水道水といった「水」ではなく、リンパ液や汗など血液以外の水分のことを指します)
水のバランスが崩れると、むくみ、だるさ、頭痛、不眠、食欲不振、気分が落ち込みやすい…などの特徴が表れます。とくに水が体内に滞るとリウマチなどになりやすいとも言われており、水のめぐりをよくしてデトックスすることは重要です。
水のめぐりをよくする食材は、アスパラガスや小豆、ハトムギなどがありますが、それだけを食べるのではなく、元気・覇気・根気などの気力や水を流す力を補う「補気類」の食材をとることも大切です。
代表的な補気類の食材は、米やもち米などの穀類、きのこ類、豆類、山芋などがあります。
デトックスにおすすめの食べものは?
【スパイスカレー】国民食と呼ばれるカレーですが、中でもクミンやターメリック、コリアンダー…複数のスパイスを組み合わせて作るスパイスカレーは、デトックスを促進したり代謝を高めたりする効果が期待されており、「食べる薬」と呼ばれているほど。補気類の米も一緒に摂れるのでおすすめです。
【アスパラガス】乾きを潤す「潤燥(じゅんそう)」に分類されるアスパラガスは、疲労回復に効果があるとされる「アスパラギン酸」、腎臓のろ過機能や新陳代謝を高める「植物性アルカロイド」などが含まれており、デトックスにもってこいの野菜です。
【キウイ】「酸甘化陰」といって潤いを生み出すキウイは、ビタミンCやカリウムが豊富で老化の原因といわれる活性酵素の排出が期待されています。グリーンキウイより果肉が黄色いゴールドキウイの方がビタミンCの含有量が高いです。
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いかがでしたか?
じめじめして疲れがたまりがちなこの季節、水のめぐりを整える食材でデトックスして体の調子を整えてくださいね。
▼体を構成する三要素「気・血・水」の詳しい説明はこちら▼
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