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「疲れやすい」「むくみがち」薬膳からみる体調の整え方 『気血水』とは?おすすめの食材もご紹介!
こんにちは、農劇スタッフの平川です。
前回のnoteでは農作物からみる薬膳についてお伝えしましたが、引き続き奥深い薬膳の世界についてお伝えします。
薬膳の基本「気・血・水」とは
薬膳において体質や健康状態を知るために必要な考え方に「気・血・水」という三要素があります。
「気」(き)…元気や気力といった生命エネルギーのことで、「血」と「水」を巡らせる働きがある
「血」(けつ)…全身に栄養を届ける赤い体液のこと
「水」(すい)…血以外の体液(無色)のこと
「気血水」は生命活動を維持するのに必要な三要素で、体質や健康状態を把握する目安となります。では気血水のバランスが崩れると、どのような症状が現れるのでしょうか。ここでは6つのタイプに分けて、その特徴やおすすめの食材を紹介します。
気のバランスが崩れると…?
疲れやすく元気が出ない人は、気が不足している「気虚」タイプ。胃腸の働きが弱ったり風邪をひきやすい状態です。
<気虚タイプにおすすめの食材>
米、芋、豆類、キノコ類、肉類、エビ、ウナギなど
不安やイライラを感じやすい人は、気の巡りが滞っている「気滞」タイプ。げっぷやおならが出やすい、喉のつかえ感などがある、ヒステリーになりやすい状態です。
<気滞タイプにおすすめの食材>
玉ねぎ、柑橘類、ハーブなど香りがよく酸味があるものなど
血のバランスが崩れると…?
血が不足している「血虚」タイプは、顔色が悪く皮膚につやがない、目がかすむ、貧血、眠れないといった症状が現れます。
<血虚タイプにおすすめの食材>
黒豆、黒ゴマ、ほうれん草、人参、トマト、牡蠣、レバーなど
ニキビやあざ、しみ、目の下のクマなどができやすい人は「血滞」(瘀血)タイプで、血の巡りが悪く滞っている状態です。血滞の人は肩こりや頭痛にもなりやすいと言われています。
<血滞タイプにおすすめの食材>
青魚、羊肉、ウナギ、玉ねぎやニラといった香味野菜など
水のバランスが崩れると…?
汗をかきやすく、むくみや下痢、吹き出物が出がちな人は、余分な水分が体内に溜まっている「水滞」(水毒)タイプで、頭や体がだるく冷えやすいのも特徴です。
<水滞タイプにおすすめの食材>
アスパラガス、大根、小豆、きのこ類、リンゴ、梅など
便秘がちで乾燥肌、のぼせやすい人は、水が不足している「陰虚」(亡津液)タイプです。水を補って体内の熱を冷ます食材を摂りましょう。
<陰虚タイプにおすすめの食材>
レンコン、キュウリ、トマト、豚肉、卵、貝類など
このように「気血水」のバランスがどれか1つ崩れるだけでも不調の原因となるようです。三要素のバランスを過不足なくとることで健康が保たれると薬膳では考えられています。
次回は、気血水の「水」にフィーチャーしてデトックスについてお伝えする予定です。お楽しみに!
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