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共通テスト形式の数学の作問【毎日投稿19日目】

19日目になりました。
今日は「作問」というビジネスっぽいお話です。


数学の作問方法はいろいろある

数学の作問方法には

  • 変数を増やして答えが綺麗になるように微調整する

  • 使う公式や定理をベースに問題を肉付けする

  • 大学レベルの知識をもとにつくる

などなど様々な手法があります。
問題に表立って現れないバックグラウンドや試行錯誤が潜んでいることが多いのです。

共通テスト形式は特殊

「共通テスト形式」は次のような特徴があります。

  • 流れがある

  • 複数のアプローチに対する検討がある

  • 会話文がある

このように普通の数学の入試問題とは「かけ離れている」ように思えます。

共通テスト形式の問題が作問しやすい理由

最初に述べたように作問には「バックグラウンドや試行錯誤」が潜んでいます。
一方、共通テスト形式の問題ではそれらも問題として組み込まれていることが多いのです。

そのため、1つの普通の問題を作るのと共通テスト形式の問題を作るのでは実は大きな差がないことも多いのです。
さらに言えば、普段は隠しているバックグラウンドや試行錯誤という一種の「ネタのストック」から引っ張り出すだけで問題が出来上がることすらあります。
その意味では共通テスト形式の問題の方が作りやすいことさえあります。

まとめ

今回は作問のお話でした。
個人的には仕事で作問をすることが非常に多いので、お仕事紹介みたいなところがありました。

普段はサイトで大学入試レベルや大学入門レベルの数学の記事を書いたり、気が向いたときにYouTubeに動画を投稿しています。
ぜひ、そちらもご覧いただけましたら幸いです。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。


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ふくま @数学 とぽろじい~大人の数学自由研究~
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