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建築専門誌の編集者→バーチャルへ 91年生まれ。リアル / バーチャル空間について考え…

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建築専門誌の編集者→バーチャルへ 91年生まれ。リアル / バーチャル空間について考える。 ワ探編集部

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  • VRChatワールド探索部マガジン

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    VRChatワールド探索部のメンバーによるマガジンです! ワールド紹介やクリエイターインタビューなど、いろいろな記事を不定期に更新中。

  • XR空間を考える

    来たるべきパラレルリアルの世界へ向けて,XR空間について考える. 主として建築を参照しつつ新しく生まれつつある空間への思考を深化させるための断片記noteです.気になった方はまずは一番上らへんの記事をどうぞ!

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  • 2020-21読書録

  • 建築・都市定期報

    「建築・都市定期報」では定期的に建築・都市系(以外)のニュース・記事を取り上げ、感じたことなどを付記して掲載していきます。また、世に出ている「建築雑誌」というものを取り上げ、内容を概観して感じたことを綴っていきます。 ※一個人としての意見となります ※割と緩め ※不要な拡散防止のため有料設定にしています。面白くなかったら返金OKです!

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プロフィール(2024)

名前 福田晃司 / FUKUKOZY 経歴 大学院まで建築を学ぶ。 建築専門の出版社・新建築社で月刊誌『新建築』の編集、SNSの立ち上げ、Webコンテンツやイベントの企画などを行なった後、メタバース・VR業界へ。 個人でも、建築やバーチャル空間を中心に編集・執筆活動を行う。 個人プロジェクトとして、ソーシャルVR上で生まれつつある「ワールド」という創作文化について紹介・アーカイブを行うメディア「WATAN」を運営。 実績 執筆実績等は下記のページをご覧ください。 連絡

    • 『ビジュアル・シンカーの脳 「絵」で考える人々の世界』【読書記録】

      引っ越しやら旅行準備やらでバタバタと過ごしている毎日です。 最近、お仕事で、長年ファンだった漫画家panpanyaさんにインタビューした記事が出たのですが、Xの反応を見る限り、色々な人に楽しく読んでもらっているようで安心しました。panpanyaさんのブログでも紹介してもらって感無量です。 『ビジュアル・シンカーの脳 「絵」で考える人々の世界』(テンプル・グランディン 著、 中尾 ゆかり 訳、NHK出版、2023年)フィクションの作品などによく「写真のように細部まで過去の記

      • 『STATUS AND CULTURE——文化をかたちづくる〈ステイタス〉の力学 感性・慣習・流行はいかに生まれるか?』【読書記録】

        最近は、気づいたら1週間が終わっていて、土日もいつの間にか終わっていて、という日々を繰り返している。何も変わってないかのような目まぐるしさで過ごしているかと思えば、いつの間にか子はつかまり立ちを始め、そこら中のスイッチや気になるものを探索するなど、驚くべき成長を遂げている。 親の世界の変わらなさに対して子から見た世界の進化、子自身の変化はとてつもないものがある。というわけで久しぶりにざっくりとした読書録。 『STATUS AND CULTURE——文化をかたちづくる〈ステ

        • 遭遇が想像力を拡張する『WAYS OF BEING 人間以外の知性』【読書記録】

          『WAYS OF BEING 人間以外の知性』(ジェームズ・ブライドル 著 岩崎晋也 訳、2024年、早川書房)情報工学・認知科学を修めたイギリスのアーティスト・メディア理論家であるジェームズ・ブライドルによるエッセイをまとめた本書。 人間以外の知性のありかたについて論じつつ、それがいかに私たちの世界に影響を与え、共生していけるのかが語られている。 私たちの世界を広げていく「人間以外の知性」との出会い著者の前著『ニュー・ダーク・エイジ テクノロジーと未来についての10の考察

        • 固定された記事

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        • 『ビジュアル・シンカーの脳 「絵」で考える人々の世界』【読書記録】

        • 『STATUS AND CULTURE——文化をかたちづくる〈ステイタス〉の力学 感性・慣習・流行はいかに生まれるか?』【読書記録】

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          実践の中から手繰り寄せる『ふたしかさを生きる道具』【読書記録】

          『ふたしかさを生きる道具』(ツバメアーキテクツ 著、2024年、TOTO出版)最近では、下北沢の小田急線地下化に伴い進められている「下北線路街」、特に「BONUS TRACK」の設計で知られている建築家・ツバメアーキテクツ。 BONUS TRACKは下北沢の周囲の街のスケール感に合わせつつ、どのように営みを生み出すかが考えられ、区画設定のレベルから建築家が関わっている。比較的若い世代でも商売を始められるように、一区画10坪(店舗部分は5坪)として設定したうえで、共用の設備等

          実践の中から手繰り寄せる『ふたしかさを生きる道具』【読書記録】

          本を取り巻く「構造」の話『2028年 街から書店が消える日』【読書記録】

          『2028年 街から書店が消える日 本屋再生!識者30人からのメッセージ』(小島 俊一 著、2024年、プレジデント社)出版不況と言われて久しいが、実際に紙の出版物の売り上げは目減りしている。1996年には2兆6564億円をピークに、2022年は1兆1292億円まで下がっている。本書の話題の中心となり、本流通の最前線とも言える書店の数もピーク時の2万5000店から、2022年には1万1000店に減っている。そして、日本の26%の自治体には書店がないらしい(11頁)。 「本」

          本を取り巻く「構造」の話『2028年 街から書店が消える日』【読書記録】

          建築の先に見える感情『アルド・ロッシ 記憶の幾何学』『メランコリーと建築 — アルド・ロッシ──アルド・ロッシ』【読書記録】

          最近は4時半頃に一度叩き起こされて、薄明るくなった窓の外を見ながら、再び少ない時間二度寝する睡眠不足の日々を送っています。 最近、建築家アルド・ロッシに関する著作を読んだので、備忘録。 『メランコリーと建築 — アルド・ロッシ』(ディオゴ・セイシャス・ロペス 著、服部さおり、佐伯達也 翻訳、片桐悠自 監修、2023年、フリックスタジオ)『アルド・ロッシ 記憶の幾何学』(片桐悠自 著、2024年、鹿島出版会)1990年に建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞を受賞し、世界的

          建築の先に見える感情『アルド・ロッシ 記憶の幾何学』『メランコリーと建築 — アルド・ロッシ──アルド・ロッシ』【読書記録】

          『美大の先生と巡る世界と地球の建築』『センスの哲学』【読書記録】

          『美大の先生と巡る世界と地球の建築 デザインから読みなおす歴史と環境』(岸本章 著、2024年、彰国社)1,000年前以上の建物というと、当たり前のようにそこに存在していて、誰かが「デザイン」したとは考えには至りにくい。普段から学生と接する著者は、学生の様子からそのようなことを感じたという。本書では、著者が実際に訪れ体験した昔の建築物を、試行錯誤によって生み出された「デザイン」の産物と捉え、解説していく。 例えば、よく知られる鹿苑寺金閣は、金箔が貼られた姿然り、寝殿造、書

          『美大の先生と巡る世界と地球の建築』『センスの哲学』【読書記録】

          別の角度からの歴史『モダン・ムーブメントの建築家たち -1920-1970-』【読書記録】

          『モダン・ムーブメントの建築家たち -1920-1970-』(ケネス・フランプトン 著,牧尾晴喜 訳、2023年、青土社)日本でも『現代建築史』(中村敏男 訳、2003年、青土社)で知られる建築史家ケネス・フランプトンがスイスのメンドリジオ建築アカデミーで行った講義をもとにして編まれた書籍。原著は2015年にイタリア語版として出版されているようだ。 フランプトンと言えば「批判的地域主義(Critical Regionalism)」が印象深い。それまである種バナキュラー的に発

          別の角度からの歴史『モダン・ムーブメントの建築家たち -1920-1970-』【読書記録】

          歩くことの複雑さ『散歩哲学──よく歩き、よく考える』【読書記録】

          『散歩哲学──よく歩き、よく考える』(島田雅彦 著、2024年、早川書房)知らない場所を歩くのが好きなので、最近は歩く時にはGPSログを取るようにしている。家の周りは歩き尽くしてしまい、複雑な網目状のログが完成してしまった。毎日のように散歩したところで、あらゆるまちのあらゆる道を歩けるわけではない。散歩には楽しもうと思えば、いくらでも楽しめてしまうポテンシャルが含まれている。 本書は作家として活動する著者が、自身の散歩録(純粋な散歩というよりは居酒屋放浪記の体をなしているの

          歩くことの複雑さ『散歩哲学──よく歩き、よく考える』【読書記録】

          儀式が人類にもたらすこと『RITUAL――人類を幸福に導く「最古の科学」』【読書記録】

          『RITUAL――人類を幸福に導く「最古の科学」』ディミトリス・クシガラタス 著 田中恵理香 訳世界の各地ではアルミニウムを溶かすほど高温となった木の上を渡っていく火渡りの祭礼が行われ、アマゾンのサテレ・マウェ族は成人の儀式として「刺されると銃で撃たれたような痛みを感じる」とされるサシハシアリを大量に縫い込んだ手袋に手を入れる儀式を何十回も行う。 ヒンドゥー教の世界最古の祭りと知られるタイプ―サムの中で行われるカヴァディ・アッタムという儀式では、熱心な信者が自分の体に鈎針など

          儀式が人類にもたらすこと『RITUAL――人類を幸福に導く「最古の科学」』【読書記録】

          WORKSIGHT外部編集員の1年間の任期が終わりました

          この3月で関わっていたコクヨのオウンドメディア『WORKSIGHT』の外部編集員の任期が終わりました。 そこまで活発に記事書いたりはできませんでしたが、毎週の編集会議のために、色々インプットしたり、企画考えたりをヒーヒーしながらやれたのは結果として良い経験でした。特に専門誌の編集の世界にいたので、自分の興味がむしろ狭いということに改めて気づいたのは良かったと思います。今後も色々なジャンルの記事が出ると思うので楽しみです。 自分も今年度も色々やりたいですね。 関わったニュー

          WORKSIGHT外部編集員の1年間の任期が終わりました

          空間と社会の関係『空間の未来』【読書記録】

          3月はなんだか社会に出てきてから一番家族的な行事が多かった月でした。 子どもが生まれると、本当にこれまでまったく経験してこなかったようなことに気づいたり、挑戦したりすることになるんだあと改めて。 ちょっとペースが崩れてしまったので、立て直しつつマイペースにやっていこうと思います。 『空間の未来』(ユ・ヒョンジュン 著 オ・スンヨン 訳、2023年、クオン)韓国の人気テレビ番組に出演し、多くの登録者を持つYoutubeチャンネルを持つ韓国における人気建築家(「人文建築家」と呼

          空間と社会の関係『空間の未来』【読書記録】

          より断片化していく世界『波打ちぎわの物を探しに』他【読書記録】 

          小さい子どもと出かけようとすると、自然と都市の中で「行ける」場所を探すことになるのですが(物理的にベビーカーが行けることであったり、綺麗なトイレがあることであったり)、そうすると今までの都市の見方とは少し違った見方ができることに気づきます。綺麗なトイレ(授乳室、おむつ台があると最高)がこんなにもありがたい場所で、今までの自分の視界にはまったくなかった世界だなあと。 元々人が密集する場所に行くのは得意ではなかったので、行きたい場所はそれほど変わってはいないとも言えますが、ベビ

          より断片化していく世界『波打ちぎわの物を探しに』他【読書記録】 

          生命科学を通して「体験」から建築を考える『EXPERIENCE 生命科学が変える建築のデザイン』 他【読書記録】

          仕事をしつつ、種々の原稿をまとめていたりしたら、いつの間にか2月になっていました。今年はゲームをやるぞ、と思っていたけど、本を読んでいたら寝る時間になっていて……みたいな繰り返しでほとんど触れず…… とりあえず、今やっている『未解決事件は終わらせないといけないから』をクリアしたいですね。 『EXPERIENCE 生命科学が変える建築のデザイン』(ハリー・F・マルグレイヴ 著/文、川添善行 監修/翻訳、兵郷喬哉 翻訳、印牧岳彦 翻訳、倉田慧一 翻訳、小南弘季 翻訳、2024年

          生命科学を通して「体験」から建築を考える『EXPERIENCE 生命科学が変える建築のデザイン』 他【読書記録】

          最近読んだ本

          またすぐにやらなくなってしまいそうですが、簡単にでもいいので読んだ本を軽くまとめるやつを今年はやっていこうと思います。 〈怪奇的で不思議なもの〉の人類学「妖怪」を人類学のフレームで捉え直すという試み。民俗学や人類学にそんなに親しんでいないので、理解するのに少し苦戦しました。後半では、「バックルームス」などが取り扱われ、現代的な怪異の在りようが分析されていたのも興味深かったです。ノスタルジックな要素(ビデオテープやテレビのノイズ)が使われることで、「少しずれた世界」が生み出さ

          最近読んだ本