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ABEMA Primeに出てひろゆきさんとしゃべった話

人生はなにが起こるか分からない。まさか自分がテレビに出演してひろゆきさんと話すことになるとは。

というわけで今回は。

  • Noteを地道に書き続けていたら…………

  • どういうわけかABEMA Primeという番組に出演することになってひろゆきさんと(ほんのちょっとだけど)喋ったよ

ということについて書いていきます。

出演することになった経緯

一番最初のきっかけになった出来事はこれ。米Amazonが来年からリモートワークを廃止して週5日の出社を義務付けると発表したことだ。

このニュースは日本でもまあまあ波紋を呼んだみたいで、これを皮切りに"在宅勤務って今後どうするべきよ?"みたいなトピックが盛り上がっていた。そんなことを知る由もなく、このリモートワーク廃止の影響をダイレクトに受ける当事者としてぼくは以下の記事を書いた。最近になって仕事のことをよく書くことにしていたのでタイムリーな話題として自分なりの考えを綴ってみたという具合だ。リリース後、反響は大してなく(笑)まあまあいつも通りだなーという感じだった。

いつも通りの日常。でもそんなある日の朝に目を疑う一通のメールが届いた。

noteから「ユーザーからお問い合わせが来ています。」というタイトルでメールが来ている。どうやら誰かが「クリエイターへのお問い合わせ」からぼく宛に連絡をくれたみたい。はてさてなんだろうと思って見てみると、こんなことが書いてあった。

本文
福原たまねぎ様

突然のご連絡失礼いたします。

インターネット放送局「ABEMA」で生放送報道番組「ABEMA Prime」を担当している〇〇と申します。

あす2日水曜日の生放送で、働き方の効率化の是非について取り上げます。

Amazonのリモートワーク/フリーアドレス廃止が日本でも大きな話題となっており、生放送でお話を伺いたくご連絡させていただきました。

(中略)

急なご連絡で恐縮なのですが、ご検討いただけますと幸いです。

【コーナー放送日時】
あす2日水曜日 21時台で30分程度(番組放送時間 21時~23時 2時間)
※シアトル在住ですと午前5時でしょうか…

【他出演者】
MC:西村博之
司会進行:平石直之
コメンテーター:たかまつなな、Yuna、イェスパー・コール

え!!!?

「ABEMA Prime」という番組はぼくでも知っている。それに出演してほしいってこと?

そして「あす」って明日のことだよね?それに"西村博之"ってきっとあの”ひろゆき”だよね?「それってあなたの感想ですよね?」の人だよね?っていうかあの人はMCということになっているんだ(笑)。ほんとツッコミどころが多すぎるぞ。

ぼくは朝イチでこのメールを見て飛び上がってしまった。でもおそらくぼくが書いたリモートワーク廃止に関する記事を読んで連絡をしてくれたんだなということはすぐに察しがついた。ぼくとしてはいつも通りnoteに記事を書いてリリースしただけなんだけど、テレビ局の人をはじめいろんな人が見てくれているんだなーと感心した。ありがたい限りだ。

で、どうする?出演するの?

0.0003秒ぐらい迷ったけど答えはすぐに出た。出演しよう。犬を飼ったことないのに1週間トイプードルを2匹預かった時もそうだけど(こちらの記事参照)、こういう新しいチャレンジが自分に舞い込んできたら基本断らないようにしている。こういうチャレンジを受けてこそ人生をまた一つ新たなステージに上げてくれるものと信じて疑わないからだ。それにぼくのインプットが誰かの役に立つのであれば喜んでやろうじゃないか。

ぼくは「会社を代表するものではなく、あくまで個人の考え・思いを伝えるだけ」という条件で出演依頼を受けることにした。そこからはトントン拍子で出演の準備が進んだ。まずプロデューサーの方とはLINEを交換して1時間ほど電話で話した。事前インタビューみたいなものだ。今回のニュースに関して自分の考えを述べた上で「出来ればこういうことも話してほしい」とアドバイスを受けたりもした。ちなみに直前に出演依頼があるのはいつものことらしく、時事問題を扱うとなると必然的にそうなってしまうらしい。前日の出演依頼は正直ビビったけれど、ニュース番組を作るのはそういうタイムリーな調整が必要みたいだった。

そんなこんなで軽い打ち合わせを終えたところで前日の準備は終了。翌朝のテレビ出演に向けて早く寝床に入った。

出演する直前に…

起きたのは翌朝4時。番組自体はシアトル時間の朝5時からだった。でもその前に映像・音声チェックをする必要があったからかなり早く起きておく必要があったのだ。正直めちゃめちゃ眠かった。まあでも自分でやると言ったんだしここは頑張らねばと気合いを入れる。

朝起きてメールを開くと「ご紹介文言を確認してほしい」という連絡が入っていた。きっとテレビに映すテロップのことだろう。メールにはこう書かれていた。

■福原たまねぎ
シアトル在住 米Amazon本社の現役社員 週5日出社義務化&フリアド廃止に動揺

これはまずいと思った。「動揺」という言葉が特に。

ぼくが書いた記事を読んでいただくと分かるけれど、決してぼくは今回のリモートワーク廃止に反対しているわけではない。「確かに自分の出勤には影響する(遠いところからフェリーで通っているので)。でも経営者が出社を求めることは理解出来る」というのがぼくのスタンスだ。

でも上の紹介文を見たときに「ぼくにネガティブなことを言ってほしいんだろうな」と勘繰ってしまった。これはテレビ番組の方が強引に誘導しているということが言いたいのではなく、こういうシンプルなメッセージの方が伝えやすいし、なにより大方のニュースでは「社員が反対している」というトーンが多かったのでそこに合わせたのだなと思った。実際にプロデューサーの方は皆優しくてこまめな気配りが出来る人たちばかりだった。こういうところも自分が知らないメディアの世界を垣間見るようで興味深かった。

ぼくはこの紹介文について自分の率直な考えを伝えた。するとすかさずプロデューサーから電話がかかって来て「福原さんの心配がなくなるようにメッセージはちゃんと修正しましょう!」と言ってくれた。ここからほんの5分くらいで紹介文言やフリップに書かれている内容をニュートラルなものに修正していただいた。ここら辺のフレキシブルさやスピード感には非常に好感を持った。他の番組は知らないけれど、この番組は色んな意味でとても良いのだろうなと思った。

いざ本番!

ぼくの出演はシアトル時間で朝5時45分くらいだった。そしてCM明けから登場するという流れだった。

CMに入ったところでZOOMで番組につなぐ。画面にぼくの顔が映る。そしてそこにはもう一つの顔が。

ひろゆきさんだ。画面越しとはいえ、生ひろゆきさんじゃないか。彼はぼくの顔を0.00001秒ぐらいだけ一瞥してから鮮やかに視線を逸らし

はい、お願いしまーす。
はい、お願いしまーす。

と2回大袈裟なほど首を振って挨拶してきた。ひろゆきさんは毎週知らない人と話しているのだろうからいつものルーティーンといった様子。それにしても「はい、仕事でーす」というビジネスライクな感じがめちゃめちゃ面白かった(笑)。いい意味で期待を裏切らない感じだったので、心の中でガッツポーズした。

そしてCMが終わるやいなや番組が始まった。簡単にフリップで今回のリモートワーク廃止について説明される。その後にぼくは紹介された。

それではゲストの紹介です。福原たまねぎさんです。

するとぼくの顔が画面に映り、「福原たまねぎ」というテロップが出た。

すごい真面目なこと話すのに「福原たまねぎ」という名前なのがあまりにバカバカしくて笑いそうになった。まあでもそこはグッと我慢した。

そこから先についてはこちらの動画の通り。You Tubeに番組公式の切り取り動画があったので拾って来ました。ぼくは恥ずかしすぎて絶対に自分では観ないけれど。それにしても眠そうな顔をしている(笑)。


ひろゆきさんはきっと「オフィスで働くの意味あるんすか?」と強めに言ってくるんだろうなと想像していたけれどそこは予想通りだった。彼の質問の仕方もコメントの仕方も本当に憎たらしい(笑)。でも本当におもしろいし、やっぱりこの人からは目が離せない。それにしてもあのYou Tubeでよく出てくるひろゆきさんがぼくに質問しているという光景が不思議だった。質問に答えている最中もどこか他人事みたいだった。他のゲストの方についてはぼくは存じ上げなかったけれど、キャラが濃ゆい人たちだった。「こういう人がテレビでは重宝されるんだろうなー」と思いながら眺めていた。

出演しているMC・ゲストに満遍なく話を振るという形式だったので、ぼくが話す出番はそこまでなかった。短いコメントながら話している間はやっぱり緊張していた。それでもいつも通り自分が考えていることを話したつもりだ。この番組の生放送を日本にいる親友が観ていてくれてたが「いつも通りだったよ」とのこと。違うとすれば「普段はあんなに眠そうじゃないよ」ということぐらいで。

15分ぐらいの短い番組出演を終えると、すぐに番組のプロデューサーから電話がかかってきた。手応えはそこまでなかったので「大丈夫でした?」と聞くと「良かったですよ!」と言ってそこから10分ほど労いの言葉をかけてくれた。やっぱりすごく良いプロデューサーの方で出演して良かったなとつくづく思った。

ひろゆきさんは魅力的な人

番組出演を終えて真っ先に思ったこと。それは「ひろゆきさんはなんて魅力的な人なんだろう」ということだった。彼が言うことに賛同する人もいるだろうし、賛同しない人もいると思う。「この人頭切れるなー」と感心する人もいれば「データもなしによくもそんなに強気に言えるよな」とか「もっと違う言い方あるんじゃないか」とネガティブに捉える人も当然いるんじゃないかと思う。

それでもひろゆきさんという存在が画面に映っているだけで、耳目は彼の元へと集まる。彼が何を言うか気になるし、どう言うかも気になる。あれだけツッコミどころ万歳なのに「ぼくはフツーですけどなにか?」みたいな様子もケンカを売っているようで最高だ。そういう「どうしても目が行ってしまう」という意味において、彼ほどテレビや動画というメディアにピッタリな人も他にちょっといない気がする。これはもうなんというか才能だ。

なので好きか嫌いかは置いておいて、ひろゆきさんという人はなんて魅力的な人なんだろうと思ったわけです。盛るわけではなく、今の日本のカルチャーやビジネスにおいてこの人ほど影響力がある人もいないだろうし。

それがABEMA Primeに出演した感想ですね。ぜんぶひろやきさんに持ってかれました(笑)。

いやーそれにしても大してバズってもいないぼくのnoteの記事を拾ってくれたプロデューサーの方にはとても感謝してます。ありがとうございます。

noteを書いているとこんなこともあるんですね。また一つ学んだ次第です。noteを書いてるそこのあなた。きっと次はあなたに出演依頼のメールが届くかも!


夕暮れのシアトルのダウンタウン

今日はそんなところですね。ここまで読んでくださりありがとうございました。少しでも気に入っていただけたらスキしていただけると嬉しいです。

仕事帰り。帰りのフェリーに乗りながら。フェリーからの景色も悪くないでしょう?

それではどうも。お疲れたまねぎでした!

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福原たまねぎ
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