福原たまねぎ

シアトル在住。Amazon米国本社のシニアプロダクトマネージャー。日々エンジニアとAmazonのセール機能を開発しています。まじめな話、ほっこりする話、くだらない話。どれも一生懸命書いてまっす。

福原たまねぎ

シアトル在住。Amazon米国本社のシニアプロダクトマネージャー。日々エンジニアとAmazonのセール機能を開発しています。まじめな話、ほっこりする話、くだらない話。どれも一生懸命書いてまっす。

マガジン

  • たまねぎエッセイ

    アメリカ生活でのあれこれ、その他人生におけるちょっとした気づきなんかについて。

  • たまねぎキャリア論

    キャリアや仕事のことについて書いていきます!

  • たまねぎ書評

    最近読んだ本とそれにまつわるあれこれについて。

最近の記事

  • 固定された記事

ロサンゼルス旅行記 -ロックな感じでハリウッドへ-

ロサンゼルスの"ど定番"な場所を巡る旅。前回はサンタモニカを散歩した。今回はというと… ハリウッドでしょ!ロサンゼルス来たらハリウッドに足を運ばねば。東京に行ったら渋谷のスクランブル交差点を見なきゃだし、京都に行ったら清水寺を訪れなきゃだしみたいな話だ。 というわけで今回はハリウッドのあたりを散歩してみました。いつも通り写真多めでその旅の記録を綴ってみます。 朝起きる。この日は太陽が燦々(さんさん)と照りつける夏日だった。散歩の初めに近くのカフェへ。 これが実に夏なテ

    • ロサンゼルス旅行記 -サンタモニカこんな感じか-

      ロサンゼルスを訪れる。今回はいわゆる"ど定番"と言われるような場所を周ってみることにした。ある夏の日の思い出を写真多めにざっと振り返ってみようと思う。 まず初めに向かったのはサンタモニカ。ロサンゼルス空港からも程近い海岸沿いの街。燦々(さんさん)と降り注ぐ太陽の光と美しいビーチを夢見ながらいざ目的地へ。 アボット・キニー・ブールバード (Abbot Kinney Boulevard)ロサンゼルスはぼくが住んでいるシアトルから飛行機で大体3時間ぐらい。ぼくは前日の夜から街に

      • ボストン旅行記 -ハーバードでまさかのラーメン-

        ボストンと言えば一流大学が並ぶ学術都市。世界で最もレベルの高い大学として筆頭に上がるハーバード大学。またテクノロジー分野で世界最高峰に君臨するマサチューセッツ工科大学 (MIT)。誰もが知るこれらのトップ校が肩を寄せ合って並んでいるところがこの街の魅力のひとつでもある。 これを書いているぼくはこういうアメリカの大学が提供しているMBAに行こうと真剣に考えていた時期があった (以下の記事に書きましたが)。その狙いは卒業後のアメリカでの就職。自分の進路というものにそれなりに真剣

        • ボストン旅行記 -あんな博物館にこんな美術館-

          前回に引き続いてボストンの思い出をお届けしまっす。 今回は博物館・美術館を中心にご紹介。アメリカで最も歴史ある都市、ボストンならではの魅力がたくさん詰まっていると思うので楽しんでいただけたらなにより。写真を多めに載せながら振り返ってまいりやす。 ボストン茶会事件と船の博物館 (Boston Tea Party Ships & Museum)歴史のお勉強をしているとアメリカ建国のチャプターに入ったところで必ずと言っていいいほど出てくる事件がある。「ボストン茶会事件」というや

        • 固定された記事

        ロサンゼルス旅行記 -ロックな感じでハリウッドへ-

        マガジン

        • たまねぎエッセイ
          69本
        • たまねぎキャリア論
          21本
        • たまねぎ書評
          8本

        記事

          ボストン旅行記 -赤い線とクラシックな街並み-

          その昔ドイツのミュンヘンを出張で訪れたとき、そのクラシックで荘厳な街並みを目にしてずいぶんと心を打たれた。そんなことについて文章に書いたりもした。 ただその後日談がある。ミュンヘンからアメリカに帰ってきたときにこれまたずいぶんとショックを受けた。それは「アメリカの街ってほんと歴史を感じないよな」ということだった。ぼくが住んでいるシアトルだけの話ではなく、旅行でサンフランシスコやポートランドなどの都市を訪れたときも感動こそあれど深い歴史を感じるということはなかった。少しドライ

          ボストン旅行記 -赤い線とクラシックな街並み-

          バンクーバー旅行記 -我が心のスティーブストン-

          ジャズ・ブルースの定番曲に『我が心のジョージア (Georgia on My Mind)』という曲がある。 アメリカ南部のジョージアで州歌にもなっているこの曲は数多くの著名ミュージシャンによってカバーされてきたことでも知られている。その中でもレイ・チャールズによる歌唱が群を抜いて人々の(とりわけアメリカ人の)記憶に残っていることだろう。ソウルフルで力強く、それでいてノスタルジックな感傷を誘うこの曲の魅力は深い。なんだか聴いているだけでジョージア州の風景が心に浮かぶような (

          バンクーバー旅行記 -我が心のスティーブストン-

          ABEMA Primeに出てひろゆきさんとしゃべった話

          人生はなにが起こるか分からない。まさか自分がテレビに出演してひろゆきさんと話すことになるとは。 というわけで今回は。 Noteを地道に書き続けていたら………… どういうわけかABEMA Primeという番組に出演することになってひろゆきさんと(ほんのちょっとだけど)喋ったよ ということについて書いていきます。 出演することになった経緯一番最初のきっかけになった出来事はこれ。米Amazonが来年からリモートワークを廃止して週5日の出社を義務付けると発表したことだ。

          ABEMA Primeに出てひろゆきさんとしゃべった話

          Amazonの海外オフィスで働くならアマゾンジャパンからの転籍を勧めるこれだけの理由

          いわゆるGAFAMのようなグローバルなテクノロジー企業で働きたい、そして思惑ばそのアメリカ本社で働きたいと考えている人がいるとしよう。そのゴールを達成するにはいくつかのコースもしくは選択肢がある。そんなこんなについては以下の記事で詳しくぼくの考えをまとめて記した。 今回はもう少し突っ込んだ形でぼくの考えを示したい。結論を先に言うと、外資系の米国本社もしくは海外支社で働くには日本支社から転籍する形が最もいいパスだと思う、ということだ。そしてその理由を端的に言えば、日本支社を経

          ¥0〜
          割引あり

          Amazonの海外オフィスで働くならアマゾンジャパンからの転籍を勧めるこれだけの理由

          ¥0〜

          ブルックリン旅行記 -ジャズクラブあっちこっち巡り-

          それはひとつの疑問から始まった。 ぼくはジャズが好きで、もっというとジャズクラブを巡るのがとても好きだ。その趣味が高じて、これまでジャズの本場ニューヨークのジャズクラブをいくつもハシゴしてきた。ヴィレッジ・ヴァンガード、ブルーノートなどの伝説的なジャズクラブに足を運んできたわけで、それについては『ニューヨーク旅行記 ジャズクラブあっちこっち巡り その1, 2, 3』に書き連ねてきた。前回の記事を書いたところで大枠はカバー出来たかなとほっと一息ついたところでもあった。 でも

          ブルックリン旅行記 -ジャズクラブあっちこっち巡り-

          ロサンゼルス旅行記 -そして楽園へ-

          ロサンゼルスの美しいビーチを巡る旅。ぼくがこの旅に課したルールは二つ。一つはたくさんの海(つまり水のかたまり)を見ること。二つ目はただひたすら南に行くことだ。 前回はマンハッタン・ビーチのあたりからルドンド・ビーチというところまで歩いた。 今回はその続き。ラグナ・ビーチまでの道のりについて写真を多く交えながらご紹介していきます。 ロング・ビーチ (Long Beach)朝のコーヒーはロング・ビーチのあたりで飲むことにした。ホテルを出てUberで「Confidential

          ロサンゼルス旅行記 -そして楽園へ-

          ロサンゼルス旅行記 -水のかたまりを求めて-

          海が見たい。 夏が近づくに連れて、その気持ちがまるで寄せては返す波のように、押し寄せては引いていく。日々あくせくと仕事をしている中で、静かに波立つその気持ちがふっと現れたかと思えばさぁーっと消えていく。それでも時間が経つに従ってぼくのこころとからだが海を求めているという事実が緩やかに、されど確かに積み上がっていくのを感じた。 その昔読んだ村上春樹さんのエッセイにこんな言葉があった。 ぼくはこの言葉にこくりと頷く。忙しく過ぎていく毎日を通して「渇き」というものがじわじわと

          ロサンゼルス旅行記 -水のかたまりを求めて-

          日本企業から外資系に転職してびっくりしたこと

          ぼくは大学を休学しているときにベトナムのソフトウェア企業でインターンをしたことがきっかけでベンチャー・スタートアップの世界に魅せられた。大学を卒業した後には当時イケイケのベンチャー企業だったフリービットという会社に入り(今では立派な東証一部上場企業)その後アマゾンジャパンという外資系の会社へと転職した。そんなこんなの細かい経緯については以下の記事に譲るとしよう。 今回の記事ではぼくが日本の会社から外資系に移った時に驚いたことをざっくばらんに書いてみようと思う。ぼくはベンチャ

          日本企業から外資系に転職してびっくりしたこと

          日本企業から外資系に転職するときに押さえるべきポイント (面接対策)

          ぼくはフリービットという日本の会社からアマゾンジャパンという外資系企業に転職をした経験を持つ。日本の会社から外資系の会社に移るとなると、ものすごく違う世界に挑戦するような感覚があった。そして実際に外資系企業に転職してかつ実際に働いてみて思ったことは「やっぱりぜんぜん違うよな」ということだった。 今回はぼくが日系企業から外資系企業に転職をした際に役に立ったことについて書いてみる。端的に言えば「外資系の採用面接を受ける上でこういうことを意識するとすごく役に立つと思う」ということ

          ¥0〜
          割引あり

          日本企業から外資系に転職するときに押さえるべきポイント (面接対策)

          ¥0〜

          才能がないからアピールするのだ

          ぼくは大学生のときにインターンというものをたくさんした。アルバイトがあんまりハマらず、それよりはインターンとして社員の方とガッツリ働く方が何千倍も面白いぜと思っていたからだ。 その中でひとつ、ぼくはアグリメディアという会社で働いていた。耕作放棄地を再整備して貸し出す「シェア畑」という事業を展開しているベンチャー企業だ。ぼくがインターンをしたときはまだ社長と"もう1人の社員"しかいなかった。創業間もないころで、アパートの一室に長テーブルを一つ置いてみんなで仕事をしていた時期が

          才能がないからアピールするのだ

          どうなる在宅勤務? -Amazon「週5日出社」の衝撃-

          そのニュースは発表された。突然に。 アメリカ時間9月16日。米Amazonは従業員の在宅勤務(リモートワーク)の廃止を発表した。2025年1月から原則として週5日オフィスで働くことが義務付けられた。 ぼくはこの発表を知った時、出張先のアリゾナのオフィスにいた。朝からミーティングだらけでドタバタと仕事をしている中、Amazon社長のアンディー・ジャシーさんのメモが全社員向けに公開された。「なんだろう?」と思って隙間時間にさっと読んでみると、そこには週5日出社義務の話とマネー

          どうなる在宅勤務? -Amazon「週5日出社」の衝撃-

          Amazonの米国本社に来てイヤだなって思ったこと

          シアトルのAmazonで働くことはとても楽しいし素敵なことがいっぱいある。そんなこんなについては前回の記事で書いたけれど、到底一つの記事では書き表せないほどだ。そのすべてに感謝しているし、チャンスがある限りこれからも納得するまで仕事を頑張っていきたいと思っている。ほんとに。 でもそれだけじゃあ………ないんです。 良いことばかり書くんじゃなくてそうじゃない面も書くほうがフェアというものだ。そしてなによりもアメリカ就職やGAFAMみたいなテック企業の本社で働くことに興味がある

          Amazonの米国本社に来てイヤだなって思ったこと