自分のバランスを知って「回復力」をあげていく
気の合う人と話すのは、基本的に楽しいことだ。話しているうちに気が合うなぁと気づく瞬間も楽しいし、嬉しい。
でも、それとはまったく別の次元の問題として、「誰とも一言も話したくない」という瞬間が訪れるのが人間だと思う。
私にとっては誰かと過ごすのと同じくらい、ひとりになる時間の確保が大切だ。
誰かとたくさん話をした翌日などは、相手の好き嫌いの問題に限らず、大抵はしばらくの間ひとりになりたくなる。
自分のことを誰も知らない場所でウィンドウショッピングをしたり、カラオケで無心になって歌ったりする時間を欲する。
たとえば誰かと2時間話したとしたら、同じ週や月に最低2時間はひとりになれると、心身の具合がいいのが自分でもわかる。
うっかり回復作業を怠ると、スマホのバッテリーが切れる瞬間のように心のランプが瞬く間に点滅してしまう。
反対に、ひとり時間をたっぷりと過ごすと、心がフル充電されて、また「話したいなぁ」と思えるから面白い。
おそらくゲームでいう、「回復」のような効果があるのだと思う。
要するに、バランスの問題なのだ。
ままならないことが多いこの世界で明日も笑う。そのためには、自分が自分らしく整う「バランス」は早めに把握しておくべきだと思う。
レベルを上げるまえに、わたしは自分の「回復能力」をまず高めていきたい。