出産直後の育児中こそ、お母さん自身の心と体を大切にしてほしいというお話
育児をする大前提の大切な事
子供を産み育てるということは、これから迎えるどんな状況に対しても子供に対して責任を持たなければなりません。
そうなんですがこの責任感が強い人ほど自分を追い込んでしまうなあと思っています。
1人の人間を育てていくことは決して簡単ではないし、子供がお腹の中に誕生した時からその子のために自分を犠牲にして子育てをしなければなりません。
時間もお金も労力もほとんどを子供のために費やすと言ってもいいくらいです。
でも、子供のために多くの時間と労力を費やす、このことをしっかりやるには、まずお母さん自身を大切にすることが大前提となります。
どんな状況でも"なんとかなる"と前向きに。
経験した私だからお伝えできるのは、出産直後の乳児を育てること・自分の産後の回復・ワンオペ育児かもしれない?!などに対して不安がらず乗り切ることが出きるということです。
あなたの血を分けた愛おしくてかわい小さな存在と一緒にいる時間が取れるということを”大切な時間”だと思っていほしい、決して辛いことばかりの時間とは思ってほしくないのです。
大切な時間だと思えるその方法は、
・一番自分を大切にする
・なんでも効率的にうまくいくように計画立てておくこと
「産後直後の時期」をひとまず乗り切る
産後直後は気が休まらない
愛おしい・かわいい存在のあなたの赤ちゃんですが、産後直後に育児をするのは本当に大変で、かわいいとゆっくり感じる暇もないかもしれませんね。
また産後の肥立ちは注意しておかないと、その後ずっと体調が戻らなくなります。
これこそ軽視してはいけないものなのです。
新米ママは生まれたばかりの赤ちゃんの育児をするのにも、自分の体をいたわること、家事もしなくては、、、と余裕がなく気が休まらないと思います。
慢性的な寝不足も伴ってよけいに気が滅入りますね、、
やらないといけないこと・この時期は大目に見てもらうことをしっかり決めておく
「やらないといけないこと」①お母さんの産後の体と心の管理
産後のお母さんに重要な4つのポイント
1.十分な休息と心のケア
出産後は体力を回復するために十分な休息が必要なので、取れるときは睡眠時間を確保しましょう。
赤ちゃんの寝ている時にたまった家事をやりがちですが、この時期だけは割り切って家事をしない、休息を取ることだけがおすすめです。
また出産後はホルモンバランスの変化や新しい生活スタイルへの適応による心の乱れがちです。
イライラしたり、怒ったり、悲しくなったり、急に涙がでたりと感情の起伏が激しいのも特徴的です。
また産後のうつ病にも要注意です。
寝不足やストレスから発症してしまうようですので、そのことも意識して休息をとりましょう。
若いからと無理をして産後うつや他の体の不調、そして将来更年期障害になったり、その後の体調にすごく影響してきますので、とにかく心と体の休息が重要だと考えてください。
2.身体のケア
出産後の体の回復には時間がかかります。
傷口や縫合部位の回復のため無理をせず、円座などを使って傷口に負担をかえず、清潔に保ちましょう。
こちらも睡眠不足だと体の回復が遅くなるため、からだと心の休息を意識して取るようにしてください。
十分な休息と心のケアと身体のケアが大切なのは?
十分な休息と心のケアと身体のケアをしっかりしておくのは、「産後の肥立ち」と将来の「更年期障害の軽減」のためです。
産後の肥立ちが悪いと、子宮が元の健康な状態に戻らず、悪露(おろ)の排出が続き、貧血や腹痛といった症状がでたりします。
その後も不調のもとになりかねないので注意が必要なんです。
そしてそのまま不調のままでいると、体が悲鳴をあげはじめ、年齢を重ねた時に「更年期障害」というつらい症状がではじめます。
とにかく十分に休養をすることは重要だと思ってください。
3.適切な食事と水分摂取
出産後のお母さんは、出産や授乳で体に負担がかかるので栄養不足になりがちです。
特に授乳するとお母さんの栄養素は赤ちゃんにいってしまいます。
バランスのいい食事を心かけたいところですが、準備するのも自分(お母さん)なので、とにかく栄養価の高いものをシンプルに食べるを意識しましょう。
また水分不足にも気を付けないといけません。
赤ちゃんの母乳はもちろんのこと、お母さん自身の体にも必要な量を飲まないと便秘など体調に影響してきます。
おおよそ2,000~2,500mlくらいは意識して飲むといいとされています。(ただし個人差があります)
4.サポート
出産後は周囲に甘えましょう。
家族や友人に助けを頼んだり、赤ちゃんの世話を手伝ってもらったりすることで、自分自身のケアを大切にすることが一番だと割り切ってこの時期だけは甘えましょう。
甘えるところがなければ、お金を払ってでも頼れるところを確保しておきましょう。
そのために、産前から少しずつ自分をケアするためのお金を貯めておくといいと思います。いざ利用したくてもお金がないと利用できない、、となると辛いばかりになります。
また産後のママの体調管理は個人の状況によって異なります。
自分自身の体の状態を知って、必要なケアを行うことが重要です。
色々なことに不安が多いと思うので、医師や保健婦さんとのコミュニケーションを大切にし、必要なサポートやアドバイスをもらいましょう。
相談することが出来る場所を探すことは必須条件です。
1人で考え込んだりしても解決できることはあまりありません。
何でもない事でも、相談できる人や場所を確保しておくことがとても大切です。
「やらないといけないこと」②赤ちゃんのお世話
赤ちゃんのお世話のポイント
のちのち参考になるので成長記録を付けておくと便利です。
1.毎日の成長日記を付ける
その日の天気、気温・湿度や赤ちゃんの体温やおしっこ・ウンチの回数・ミルクの回数と量、睡眠時間など気が付いたことはなんでも書留め、書き続けていくことで赤ちゃんの性格や体質、健康状態を知る事ができます。
日本はじめじめ湿気の多い国。
季節によっては赤ちゃんの顔や体に湿疹が出来たりします。
また暑かったり寒かったりすると機嫌も悪くなるかもしれません。
こうして記録を取っていくことで意外にも赤ちゃんの性格が分かったりして、お母さんとしても対応しやすくなります。
2.緊急の連絡先を準備しておく
赤ちゃんは突然体調が悪くなったりしますし、赤ちゃんのことで相談しなくてはいけなくなったりすることもあると思います。
そこで困った時にすぐに連絡できるよう、連絡先のとりまとめをしておきましょう。
・出産した産婦人科(遠ければ、近くの最寄りの小児科(診察可能か事前に確認しておく)
・住んでいる役場の健康保険係・保健婦さんの連絡先
・緊急時に対応してくれる小児科のある救急対応の病院(自宅からその病院までの移動時間)
・育児相談できる場所(コミュニティや相談できる人)
・赤ちゃんを預かってもらえる人のリスト
3.赤ちゃんの生活リズムを理解しつつ、親の生活リズムに少しずつシフトチェンジしていく
生まれたばかりの時は3時間おきのおっぱいやミルクはしょうがありませんが、寝る時間が少しずつ減り、起きている時間が増えてくると生活リズムが作りやすくなってきます。
理想は「日中になるべく起きていて、夜はみんなと一緒に寝れる」です。
親の生活リズムの中に赤ちゃんのそのリズムがうまくあえば、お母さんの寝不足やストレスも少し解消すると思います。
「この時期は大目に見てもらう」こと
洗濯や掃除・食事の準備などの家事全般
やらない方がいいとわかっていても、目の前の部屋が散らかっていたり、だれもする人がいなければお母さんは家事はやってしてしまいます。
でも、やれない体の時はやらない。これを徹底しましょう。
できない体の時に無理をすると余計に心と体が弱ってしまうので、ひとまずこの時期を乗り切ることを重要視してほしいのです。
「やらない」ことで溜まるストレスを減らす
家事などをやらないとストレスが溜まるという人もいると思いますが、、
この時期だけはあなた自身の体と心のケアと赤ちゃんの育児を最重要視することを一番に考えて、その他はひとまず乗り切るために家事の軽減を考えてみてください。
あなたのストレスが溜まらない方法で。
例えばリビングが散らかっていてストレスが溜まりますか?溜まりませんか?
これは人によって感覚がかなりちがうと思います。
溜まると思う人は、視界ストレスをなくし一時的に楽になることをおすすめします。
ちなみに例として、、
部屋に素敵なデザインなどのあなたのテンションの上がる収納BOXを置き一時的に収納して、視界のストレスを解消させます。
収納したことでリビングはきっとある程度片付いているのではないでしょうか?
”BOXの中身を片づける”というやるべきことは変わらないのですが、リビングがすっきりしたことで、視界のストレスを減らすことができたため気持ちが楽になったのではありませんか?
そのBOXの中は時間があるときに片づけたり、または片づけを手伝ってもらったりすればいいのです。
食事の支度もたくさんのいろいろなサービスがある今の世の中です。
栄養面や・健康面・そして経済面などいろいろなことを考慮してあなたがいいと思うサービスを使えばいいと思います。
作り置きや、冷凍食品を常備しておく、宅配サービスを利用するなど、、
ただ普通の人と同じように3食の食事の支度を毎度準備するような体に負担のかかることをおすすめしません。
ワンオペ育児について
親と同居をせず夫婦だけで生活をしていたり、転勤族や、昔に比べて横とのつながりが気薄になったり、離婚などといろいろな要因で片親によるワンオペ育児状態となっていることが多いようです。
私も核家族で、夫は日中の長い時間はいないサラリーマン。
友達も近くにはいなく、双方の両親は遠くに住んでいたので、ほぼワンオペ育児状態でした。
ワンオペ育児という言葉は当時なかったですけど。
25年以上経っている今でもこの時の辛さを鮮明に覚えています。
寝不足で1日中頭がぼんやりしているし、子供は3~4時間おきにおっぱいやミルクを上げなければならないし、おむつも気にしながら、どうして泣き止まないのかわからずおろおろしながら、産後直後で下腹部が痛いし、体は太ったまま元には戻らないことにイライラもして、さらに毎度の食事作りもめんどくさくて大変な状況。
そんな状態の私はいつもどんよりくらい顔をしていたと思います。
本当にすごく辛かった。という気持ちだけでした。
だんな様もきっとすごく我慢していたことだと思います。
この私が感じた辛い思いを新米ママにしてほしくありませんので、そのつらい時期をうまく乗り切ってほしいと思っています。
事前準備こそが大切
赤ちゃんが生まれてからは、自分の産後の体の回復と赤ちゃんのお世話などでいろいろなことを調べたり準備する時間などないと思います。
出産前の時間に余裕のあるときこそ「事前準備」することが、自分を楽にする一番の方法です。
赤ちゃんの育児本はたくさんありますが、出産した後の具体的なお母さんの心のサポートをするものはあまりないように思います。
当時、こんな考え方ができていればきっと守備よく効率的に動けただろうな。とつねづね考えていましたので記事を書きます。
なににせよお母さんの心に余裕があるということは、お母さん自身も家族も笑顔でいれます。
そして赤ちゃんも心穏やかに育ちます。
将来も大切ですが、今その時を大切にすることが将来へ影響してきます。
だからこそ、なんでも準備が大切と私は考えます。
これから出産するお母さんへ
色々なことが不安でしょうし、また赤ちゃんのことを優先してしまうと思いますが、まずはお母さん自身を一番大切にしてほしいと思います。
お母さんの心が落ち着いたその上で、赤ちゃんを大切に育ててほしいです。
「お母さんが幸せ」だから成り立つ「家族・夫婦・子供の幸せ」だと思っていますので、自分を犠牲にせず自分の幸せを考えてください。
あなたが笑顔で優しくいれる心を持つために、辛くならない育児や家事の事前準備をしっかりとしてください。
不安や迷いがあった時はぜひご相談ください。
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