2020年6月の記事一覧
㉑参考資料の感想(書籍編)Auschwitz-Birkenau編14 〜その1
『これが人間かーアウシュヴィッツは終わらない』 プリーモ・レーヴィ著
24歳の時、スイス国境近くのイタリアで捕まり、今はなきアウシュヴィッツの労働収容所にあたる巨大な化学工場を有した第三収容所モノヴィッツ(Monowitz)に送られたユダヤ系イタリア人のプリーモ・レーヴィの体験記。
淡々と書かれた醜さ悲惨さでうめつくされた地獄は、『神曲』や詩の引用により押し込められた感情を代弁しているようだっ