と思った一冊 151 1 ふくのしおり 2024年12月12日 22:29 【小鳥とリムジン】筆者 小川糸発行 株式会社ポプラ社巡りあう『食堂かたつむり』――「食べることは、生きること」『ライオンのおやつ』――「死にむかうことは、生きること」小川糸が描き出す、3つめの「生」の物語「愛することは、生きること」傷口に、おいしいものがしみていく苦しい環境にあり、人を信頼することをあきらめ、自分の人生すらもあきらめていた主人公が、かけがえのない人たちと出逢うことで自らの心と体を取り戻していく。主人公の小鳥のささやかな楽しみは、仕事の帰り道に灯りのともったお弁当屋さんから漂うおいしそうなにおいをかぐこと。人と接することが得意ではない小鳥は、心惹かれつつも長らくお店のドアを開けられずにいた。十年ほど前、家族に恵まれず、生きる術も住む場所もなかった18歳の小鳥に、病を得た自身の介護を仕事として依頼してきたのは、小鳥の父親だというコジマさんだった。病によって衰え、コミュニケーションが難しくなっていくのと反比例するように、少しずつ心が通いあうようにもなっていたが、ある日出勤すると、コジマさんは眠るように亡くなっていた。その帰り、小鳥は初めてお弁当屋さんのドアを開ける――株式会社ポプラ社書籍内容紹介よりご閲覧くださりありがとうございます!お弁当食べたいですね思いあふれる一冊を紡ぐことができたら嬉しいです! ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #小説 #詩 #読書 #生きる #お弁当 #私の本棚 #本のある暮らし #愛する #一冊 #小川糸 #小鳥とリムジン 1