立ち上げメンバーの闘い5：更なる展開
不動のコンビ誕生により、そろそろ案件を増やして行こうかと様子を見ていた。
【次なるステップへの準備】
案件は進行しているため、経験者で更に即戦力になってくれる人材の確保に動き出した。
知り合いやかつての同僚に声をかけてみることから始めた。
上司と私が重視したこと
仕事に対しての姿勢がしっかりしている人
真面目に一生懸命仕事をする人
サボりや手抜きをしない人
悪い話を聞かない人
仲間として切磋琢磨できる人
文句や愚痴を言わない人
私たちは、基本的に争いや揉め事が大嫌い。
社運がかかっているだけに、会社に不利益になるようなタイプはいらない。
そんな厳選した目線から先ずは一人スカウトした。
かつての同僚の中から、非常に熱い志を持つ、真面目でユニークな面も持ち合わせているAくん。
当然引抜きになるので、慎重に考えてもらってから答えを聞かせて欲しいと。
１ヶ月くらい経った頃、Aくんは転職を決意してくれたようで、連絡をくれた。
面接の日
Aくんはサプライズを準備していた。
もう一人いる！
真面目で働き者のBくんも一緒に連れてきた。
社長や私たちと話したら、一緒にやりたい！って思ってくれたみたいで。
本気を見せたくて、同僚を連れてきたと。
Aくんの熱い思いに感謝した。
こうして、新体制のセカンドステージがスタートした。
【激務のセカンドステージ】
人が増えた分仕事を増やしていくので、決して楽になったわけではなかった。
それでも彼らはついてきてくれたし、みんなで笑い話しながら職務を全うし続けた。
彼らが入社してから、会社も着実に規模を広げ、半年が経とうとしていた。
人増やしても良さそうだね、なんて話していた。
Aくんのサプライズ第二段
紹介したい人が二人いると。
願ったり叶ったり！
Aくん、やるじゃんか！
面接の日に登場したのは、やはりかつての同僚CくんとDくんだった。
この二人は格別に仕事が出来る重要人物。
すなわち、我々の古巣には絶対的に必要不可欠な人材であった。
前社からモロ抗議が来るんじゃないか、下手したら干されるんじゃないかってビクビクでしたよ。
しかし、彼らはきっちり話して綺麗に辞めてきたそうなんで、少し安心した。
セカンドステージはAくんの行動から、更に盛り上がり始めた。
着実に規模を広げ、売上も上がり、会社は仕事の依頼がバンバン来た。
上司と私は相変わらずコンビで活動しながら、他のみんなもコンビを組ながら、上手く仕事をこなしつつ、多忙だけど笑いの耐えない賑やかな職場になった。
めちゃくちゃ楽しかった！
気づけば丸二年経っていた。
セカンドステージ新メンバー中の三人は、かつての私の先輩方。
元々仲良しだったし、仕事出来るし、前の職場にいた時みたいに助け合いながらみんなで頑張ったんだよな。
だから、この後苦しい結果になるとは、思いもよらなかった。
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