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にんげんのしごと

灰色の男たちの話の続き。

灰色の男たちは、効率的に働いて、時間を節約なさいという。
たくさん生み出しなさいという。

でも、そんなにいるかね?
もうこんなに溢れてるのに。

スピードを極めるって、IT、AIに勝つことはできないし。
じゃあ人間の仕事ってなんなの?と思ったら、やっぱり時間をかける中で、大切に扱うってことが人間の仕事なんじゃないか。

そしたら、あんまり1人でたくさんのことはできなくなる。
でもそれでもいいのかもしれない。

大切に大切に扱われた時、その体験は心に残る。
愛された、慈しまれたという体験は、ずっとその人を照らす。

もしかしたら、それでいいんじゃないか。
たとえ自分が全部できなかったとしても、俺から受け取った人が、また広めていってくれるんじゃないか。

そうなれば、ライバルは仲間に変わる。
自分ではできないところに、大事なことを届けてくれる仲間になる。

そうやって生きていきたいな。

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