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2021年観た映画32作品

今年は大好きな劇場映画館で沢山の映画作品を観ることができ映画ファンとしてとても幸せな1年でした。
例年年間数十本は劇場鑑賞するところ、昨年は外出自粛のためほとんど観に行くことができず、また主に洋画の大作が公開延期になった影響もあり、2020年は映画鑑賞が趣味になって13年間で恐らく最小の9作品10本しか観ることができず寂しい1年でした。
そこから一転、今年は時間と都合が合う限り惜しみなく映画館に足を運び、大きなスクリーンで作品が観られることの感動と喜びを再認識しました。
わたしにとって「映画を観る」というのは「映画館のスクリーンで作品を観ること」なのだと身に染みて実感したのでした。

今年はとにかく邦画が大豊作!元々邦画好きではありますが、今年は何度も繰り返して観たいと思えるお気に入りの作品に数多く出会えました。
32作品43本観た内、2回以上リピート鑑賞した作品が6作品あります。

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劇場派映画ファンあるあるだと思うのですが、劇場公開は期間が大体2,3週間から1ヶ月と限られているため同時期に観たい作品が複数重なるとリピートして鑑賞する作品の優先度はどうしても下がってしまいます。
そんな中、今年は個人的同一作品の劇場鑑賞回数を更新しました。
これまでの映画館リピート鑑賞記録は「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」(2011年)、「俺物語!!」(2015年)のそれぞれ3回。
(シャーロック・ホームズシリーズは歴代屈指のお気に入り映画で劇場鑑賞派のわたしがBlu-rayとサウンドトラックCDを唯一購入しています)
今年2021年の記念すべき映画初めは藤井道人監督、綾野剛さん主演の「ヤクザと家族 The Family」で、1月の公開から半年遅れの2番館での上映を含めるとトータルで4回観に行き、劇場で4回も観るというのは自分の中では画期的な出来事でもあり何度も繰り返し作品の世界観に触れたいと鑑賞後も後を引く作品に出会えたことはこれまでの映画体験の中でも特別なことでした。
そしてその後それをさらに上回り「きのう何食べた?」で”何食べおかわり”をして1ヶ月半の間に同じ作品を5回観るという人生初の経験をしました。

深夜ドラマ時代から大好きだった”何食べ”。作品を観るたびに毎回とても癒されましたし、作品好きが高じて今まで私生活でハードルが高くなかなか挑戦できなかった料理を始めるきっかけにもなり、今年最も大きな影響を受けた作品となりました。

2021年今年の映画を1本だけ挙げるとすれば西川美和監督、役所広司さん主演の「すばらしき世界」でしょうか。(何食べやヤクザと~では無いところがみそ。一度きりの鑑賞の余韻をずっと大事に噛みしめたいと思うこともあるのです)「ヤクザと家族 The Family」と是非セットで観ていただきたい。一度道を外れその生き方しか知らない者の行く末を社会がどのように受け入れるのか、同じような題材の異なる作品を観たことでより考えさせられました。他者の優しさに触れ幸せを感じた瞬間のかけがえのない記憶も永遠ではない。その生き方しかできない人の悲哀を誇張するでもなく美化して同情を誘うわけでもなく、現代の社会秩序の中ではやむを得ない現実のやるせなさが切なく良作ともエンタメ作品としても優れているので是非沢山の方に観ていただきたいです。役所さんのネイティブの九州方言の情緒が素晴らしいのでそこも見どころポイントです。役所さんは孤狼の血を観て以来大尊敬する俳優さんです。

他に今年印象的だったのは、磯村勇斗さん出演作品を4作品で12回観るという驚異のリピート率。個人的2021年の助演男優賞はぶっちぎりで磯村さんです!(ヤクザと家族、東京リベンジャーズ、きのう何食べた、彼女が好きなものは)翼もあっくんもジルベールも唯一無二の光る素晴らしい存在感でした。来年公開の「前科者」も楽しみです。

すでに発表されている映画賞で鈴木亮平さんが最優秀助演男優賞を受賞しているのは「孤狼の血 LEVEL2」を観た人全員が納得するのではないでしょうか?上林は最早”助演”というカテゴリーの括りじゃないよ…最優秀演技大賞とかでいいのでは??
鈴木さんは先に挙げた「俺物語!!」の頃に特に熱心に追っていた俳優さんで「HK変態仮面」も観ましたし、孤狼と同時期に放送されたドラマ「東京MER」の喜多見先生と上林が同一人物なんてとても信じられない…西郷どんなのに新撰組の近藤ですし…鈴木亮平何て凄い役者さんなんだ…


「孤狼の血」も思い入れのある作品の1つです。2018年公開の前作を豪華俳優陣(松坂桃李、役所広司、江口洋介ら錚々たる面々)目当てで観るまで暴力残虐描写のある作品は苦手でずっと避けていましたが、役所さんと松坂さんの熱演怪演を観てイメージが一変し、それ以降自分で選んで観る作品の幅が広がりました。孤狼を観ていなければ、ヤクザと家族やすばらしき世界を観に行くこともおそらく無かったと思います。
映画はわたしにとって価値観や行動や考えを変えてくれる大きな存在でもあります。


来年は「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の公開が楽しみ!!
スパイダーマンは普段大作系をあまり観ないわたしが4DXを初めて体験した作品で、次こそ今年DUNEで機会を逸したIMAXに挑戦したいところです。

映画館でしか味わえない映画体験の素晴らしさがあるので、このnoteを読んで下さっている方に劇場に足を運んで映画を鑑賞することの面白さが少しでも伝わっていれば一映画ファンとしてうれしいです。

来年も沢山の素敵な映画作品と出会えますように!



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